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January 22, 2005

拉致未遂事件

一見平和な田舎でも、こんな怖い事件があるのかと、ぞっとした話。
看護婦をやっている友人の自宅で、深夜にしつこいチャイムが鳴り、玄関の扉を開けると、二十歳くらいの女の子がガタガタと震えて立っていた。携帯電話だけを手にしっかりと握り締めながら「・・・電話貸してください・・・」と言う。「今、何時ですか」「ここ、どこですか」・・・尋常じゃないと悟った友人家族は、居間に彼女をあげたものの、話を聞きだす状態になるまでに30分くらいかかったらしい。今月10日の夜9時頃、成人式を終えた彼女が市内の中心部付近をひとりで歩いていたところ、いきなり後ろから来た2人組の男に、毛布でくるまれて車内に押し込められた。バッグや手荷物は取り上げられたが、携帯電話だけは見つからないように、胸元に忍ばせていたそうだ。何時間も車を走らせたせいか、夜も更けたせいか、あたりは次第に灯りが乏しくなっていき、窓の外にわずかに高速道路の入り口表示を見つけた彼女は、「このままでは遠くに拉致される」と、転げ落ちるように走行中の車から脱出した。一面真っ暗な闇の中、見つけられたのは1軒の家の小さな灯りだけ。看護婦という時間の不規則な仕事ゆえ、深夜までテレビゲームをしていた、私の友人の部屋の灯りだ。それだけを目指して彼女は走って来たと言う。こういう報道されない未遂事件が、全国にどのくらいあるのだろう。田舎の夜は、早く、暗く、寒い。ある意味、都会よりも怖いのかもしれない。
・・・郡山市開成山~郡山IC付近


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Comments

こんにちは、近くでこんな事件があったとは知りませんでした~。よく北関東あたりではこの手の事件は多いとききますが、福島県でとは・・・。世の中ぶっそうですね。

Posted by: | January 22, 2005 at 12:03 PM

地元新聞にはこんなニュースは載っていませんでした。報道されているものはホンの氷山の一角なのかもしれませんね。郊外には田園風景が広がる福島県郡山市でこのような事が起きているなんて、怖いです。。。県内最大の商都であり、主要道路網が整備されているがゆえに起きた事件なのでしょうか。無事でなによりです。

Posted by: レオヤム | January 22, 2005 at 12:45 PM

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