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March 31, 2005

作品展ふたたび

041028_01415郡山市桑野にある「アートステーション美しい村」で、4人の友人とフラワーアレンジの作品展をやることになった。4月14~17日、10時から16時まで。美しい村は、アットホームな雰囲気の居心地のいいギャラリーなので、訪れるとついつい長居してしまう。コーヒーを飲みに来てくれる感じで、お客様もリラックスしてもらえるといいなぁ・・・。
・・・郡山市桑野

アートステーション美しい村はここ(MAPFAN)

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March 29, 2005

知識の念仏

IMG_104010バードウォッチャーが、とても苦手だった。知人のある男性のイメージが一時ついてまわったのだ。もう何年も会っていないが、その彼の趣味は、バードウォッチングだった。
「あ、あの鳥はね、○○だよ。この種類の中では一番○○で・・・」「○○は、今絶滅しかけてると言われてて、○○地方では・・・」「今○○が飛んだの見えた?あれはオスで、メスは・・・」
始めは「へぇ~」「うんうん」と聞いているが、だんだん念仏を聞いているような感覚になり、私は軽い眠気すら覚える。持ってる知識を教えてもらえるのは、ありがたいが、なぜか全然頭に入っていかない。会話は、彼の一方通行だった。
彼のイメージが消えた証拠なのか、いつしか私も双眼鏡と野鳥図鑑を、ザックに入れておく人となった。そして先日、スノーシューに出かけた際に、ネイチャーガイド1人にご夫婦という組み合わせと、ガイドなしの私たちがご一緒になった時のことである。私たちに会うなり、ガイドさんはすばやくザックから名刺を取り出した。「私、こういう者で、まぁ~こういうこと、やってるんですよ。」そして、営業ツールと思えるような、写真ファイルを見せて、長々と話し始めたのだ。その後もガイドさんは休む間もなく話し続けていて、静かな森に彼の声と高笑いだけが大きく響いていた。楽しみにしていた静寂のランチタイムは、なくなった。人によって求めるものは違うと思うけれど、私の場合、人となりが感じられるようなガイドさんに同行頂いた時は、深く印象に残る。私はガイドを依頼する時点で、ガイドさんの知識にはかなわないものだと思っている。しかし知識よりも、その人のその場の楽しみ方のようなものを、感じ取りたいと思うのだ。そしてそれは、生き方や人間性と無縁ではないと思う。信頼できる人だ、と分かってはじめて、その人から知識を吸収したいと思える。たかだか数時間だけど、せっかく縁があり、よく知るフィールドやアクティビティを披露してもらうのだから、大切な思い出にしたい。

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March 27, 2005

女のカン

福島でも時折穏やかな春らしい日が見られるようになり、私の中にいる庭いじりの虫がうずき出している。とは言っても、庭を触るようになったのは、昨年が初めて。今まで土とは縁が無いマンション暮らしだったため、せいぜい畳4枚分くらいの、ゴロ石ばかりの庭だが、愛着を感じているのだ。
近所に住む、あるおばちゃんもまた庭いじり好きらしく、その花壇に咲き誇る花たちは、色とりどりでとても生き生きとし、雪の季節以外は花を絶やすことが無い。そんなおばちゃんが気になる私は、夏のある日思い切って声をかけてみた。「いつも花壇、きれいになさっていますね。」「えぇ?ははっ、そうかぃ~?」「わぁ、この花珍しい!なんていうんですか?」「・・・さぁ?おれ(訳:私)、知んね(訳:知らないよ)。みんなもらって育ててるだけだからぁ。」「そ、そうなんですか・・・」昨年の春、さんざんネットでどんな種を植えるか、気候や土に合う花は何か、と懸命に探した私とは正反対。おばちゃん同士のネットワークで、花の種や苗を交換しあい、その名前や特徴を知らないまま、自分の五感を使っておばちゃんは育てている。その背景には、「図鑑を読むのがおっくう」「字が細かくて見えない」等の理由もありそうだが・・・。
いつだったか朝のニュースで、このエピソードを思い出すような、食品に関するニュースをやっていた。今の日本人は「文字を食べている」らしい。「創業○年の老舗」「完全無農薬栽培」「最高級の品質」・・・。舌や鼻よりも、食品の肩書きで美味しさを決めている、とのこと。私の身にもそう言われれば、覚えがないわけじゃない。
おばちゃんの庭いじりは、マニュアルいらず。失敗を恐れないおおらかさと、体得してきたキャリア。全部自分の身体が知っているというのは、なんだかカッコイイ。

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March 26, 2005

スノーシュー@小野川不動滝

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快晴だけど強烈な風!そんな日のスノーシューは、風向きを天気情報でチェックして、風裏になるコースを選ぶ。西北西の風が強かったこの日、小野川不動滝周辺コースはまさに風裏となり、ぽかぽか陽気が体験できた。
五色沼自然教室の交差点をまっすぐ北上し、小野川湖の旅館群を過ぎたあたりに、小野川不動滝の看板、そのわきに3・4台の駐車スペースがある。そこに車を止め、スノーシュー装着。ミラーも人より低くなるほどの雪に覆われた車道を歩き、しばらく行くと右に鳥居が見える。ゆるやかな登りが続くが、大きなダケカンバやブナの林は、とても静かで気持ちいい。滝周辺は雪崩しやすいのでご注意を。
・・・耶麻郡北塩原村

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March 22, 2005

ぴょん・吉

DSC0002020Tシャツならぬ、瞳にしっかりと焼き付いた、野うさぎの姿。やったぁー!とうとう見つけた。足跡しか見たことのない野うさぎが、その白い姿を見せてくれた。裏磐梯サイトステーションから、まっすぐ西に桧原湖に向かって入ると、小高い丘が見える。白樺展望台と名づけられた、45mほどの高さの小山だ。誰も踏みつけていない真っ白な急斜面を、時折埋まりそうになりながらのラッセルの途中、その瞬間は訪れた。丸く雪が溶けた木の根元から、野うさぎは音も無く飛び出し、一瞬立ち止まってこちらを見つめると、すぐに反対方向へと跳ねて行った。予想よりも大きな身体は、よく太っていたように感じた。うさぎなんて子供動物園か、ペットショップでしか見た事がないから当然かもしれない。野生のうさぎは「Hare」といい体長40~50センチ、ペットのうさぎを表す「Rabbit」よりふたまわりくらい大きい。私が見たのは季節で毛色が変わる「トウホクノウサギ」。ちなみにこの山頂からは、晴れていれば磐梯山はもちろん、桧原湖、吾妻小富士、一切経山も見える。リフトなしで行けるおすすめ眺望ポイント。数人で行って、交代でラッセルすれば楽ちんだ。(南面は雪庇にご注意ください。)
・・・耶麻郡北塩原村

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March 18, 2005

東北温泉事情

こっちにきて、私が驚いた温泉事情その1は、「いつもすいてる」こと。GWだろうが、お盆だろうが、「うわっ、脱衣場が結構混んでる」とか「洗い場スペースが順番待ちだぁ」とか「ドライヤーがひとつも空いてない」なんてことが今までないのだ。ひとり貸切状態も結構体験している。

その2は、「無料の露天風呂が結構ある」こと。ほとんどが混浴だが、そのロケーションたるや、プラネタリウム的印象のダイナミックな「天」が広がっている。これを知ってから、ミシンでちくちく作った「混浴用マイバスタオルワンピ」を旅のお供にしている。

その3は、東北2位の都、郡山市内でもあちこち温泉が沸いていること。ざっと数えても20以上はある。ちなみに、ウチから600メートルくらいの距離にも、天然温泉があり、これは結構ありがたい。休日の朝、疲れた身体を目覚めさせるために、平日の夜、リラックスや気分転換のために・・・すぐにひとっ風呂できる。

その4は、「フツーの民家が温泉」だったりすること。道路地図に「○○温泉」と記載されているのを頼りに、期待感いっぱいで出かけると、看板が掲げられてはいるものの「人ん家」がそこにあるだけ。庭ではおじいちゃんが夕涼みなどしており、「あの~、温泉って入れるんでしょうか?」と聞くと、「○×※△~~・・・」と何言ってるか分からない方言で答えられ、民家の玄関を指差す。おそるおそる民家に入ると、クマの剥製が飾られた玄関の奥に、どうやら風呂場があり、脱衣場からはご家族が入浴中の声。民家にしては3人ぐらいつかれるちょっと大きめ湯船。確かに天然温泉らしいが、「すみません、他人がおじゃまして・・・」という気持ちになる、ぎこちない入浴スタイルが存在する。

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March 15, 2005

スギのきもち

頬をなでるあたたかな春風に、悲しいかな嫌悪感を持つようになったのは、忘れもしない平成7年から。花粉症とお付き合いして、かれこれ10年になる。10年前の春、観測史上最悪の飛散量を記録したスギ花粉は、私を2分と呼吸できないほどに、くしゃみと鼻水で苦しめた。翌年から、花粉症対策の薬を1シーズンに1箱、手放せなくなってしまったのだが、薬さえ飲んでいれば、あの悪夢からは開放されている。
昨年の10月、東堂山で森林の間伐ボランティアに参加した。昨年の夏は台風の被害が多く、土砂崩れ等の原因のひとつとして、「里山の荒廃」がよく挙げられていたと思う。ボランティア意識はまるでなく、「手入れされない森の姿」を肌で知りたい好奇心に押され、私を知る人には結構笑える長靴とヘルメットの出で立ちで、参加した方々と共にスギの森に入った。女性でも手の届く高さに残されたままの枝を、次々に切り落としていく作業。更に、つる性の植物により朽ち果てたスギを、根元から切り倒し、運び出しのために2メートルの長さに整える作業。チェーンソーの数が少ないので、ほとんどが刃渡り50センチほどの手ノコギリを使う、決して楽な作業ではない。非力な私だが、なんとかコツをつかんで、直径3~40センチのスギも切り倒せるほどになった。作業を終えると、暗く湿った雰囲気の森が、明るく見通しの良い森に生まれ変わり、スギ1本1本が成長しやすい距離に整理された。「手入れされない森の姿」は、スギにとって満員電車のような環境で、種の存続のために花粉を大量に撒き散らすと言われる姿を、間伐作業でよりリアルに想像することができ、、、翌日は筋肉痛に襲われた。
国民の数人にひとりが花粉症と言われている。患者の任意で身近な森の手入れを、ボランティアでできるシステムがあれば、参加する人がいるんじゃないだろうか。私のようなタイプだけかも知れないけれど・・・。
・・・田村郡小野町

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March 14, 2005

嫁いだ娘たち

041028_04120先日のフラワーアレンジの展示会で、自分の作品が売れた。10個作ったうち、3個が、それぞれ違うお客様にもらわれていった。仕事以外で、見知らぬ方に自分が趣味で作ったものを、買ってもらったのは初めてだ。写真の緑のリースは実際に嫁いでいったもの。映画「グリーンカード」の舞台である、温室のあるアパートをイメージして作った。
私の作品は、ドライフラワーとプリザーブドフラワーを混ぜて作っている。プリザーブドフラワーは、花に含まれる水分を、花自身の力でアルコール系の薬品を吸わせることで置き換え、更に色素を吸わせて乾燥させるもので、元々は生花だが、鮮やかに日持ちさせるために人工的に作られたものだ。確かにドライフラワーにはない日持ちの良さだが、どこかおもちゃっぽく、花の持つ生命感のようなものに欠けるので、ドライフラワーを添えて自然な感じに近づくようにしている。
10名前後の出品者の作品を、来場者に人気投票してもらったが、集計の結果2位に。嬉しい驚きが続いた展示会だった。嫁いだ娘たちは、いまどんな風に飾られているのだろう?

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March 10, 2005

かくれんぼ

050220_03915050220_03715裏磐梯国民休暇村キャンプ場は、雑木林に囲まれた散策路を含み、磐梯山を一望できるお気に入りのキャンプ場だ。何度も訪れているので、散策コースは頭に入っていたほどだったが、白の世界は見慣れた景色を一変させた。気温は高く、風も穏やかなこの日、予想外に霧が一面に立ち始め、10メートル先の視界さえ遮ってしまったのだ。緑の季節には藪に覆われる雑木林の中も、積雪のじゅうたんで、どこまでも歩いていけるスノーシューだからこそ、迷ってしまった。付近は何人かのクロカンスキーヤーが、作られたコースを周回していたので、遭難することはないと確信していたものの、初めて出会った小さな恐怖だった。持っていたコンパスも、現在地が分からなければ意味が無い。降雪がなかったのが幸いで、最終的には自分の足跡をたどって駐車場に帰り着いた。
写真は休暇村の林で見つけた、アオゲラの食痕。雪の上に残されたこの模様をたどり、樹木を見上げると、ひ弱な冬の陽に、ぼんやりとキツツキのシルエットが浮かび上がる。道に迷ってしまい、身体の冷え始めた頼りない自分を比べ、単純な私は感動してしまう。過酷な寒さの中、アオゲラのドラミングは強く森にこだましていた。
・・・耶麻郡北塩原村

アオゲラはこんな鳥(サントリー日本の鳥百科HPより)

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March 09, 2005

インフルエンザ(B)

展示会の最終日あたりから、「ヤツ」に襲われてしまった。インフルエンザにかかった記憶がないので、もしかしたら初めてなのかもしれない。肺からのしつこい咳、高熱、倦怠感、食欲の無さ。この4つの技に完全に倒されてしまった。ピークの4日くらいはまともに食べられなかった。今でも空腹感はあっても食欲はなく、なんとなくふらふらする。風邪とは全然違う、この食欲の無さには、本当に参った。福島県内でも記録的な流行らしく、夜間診療に訪れた病院では、たくさんの患者さんが辛そうに診察の順番を待っていた。
ちょくちょくのぞいて下さった方、更新できずにごめんなさい。元気になりました。

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