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September 01, 2005

開拓したひとたち

職場の女性(50代後半)に伺った、おはなしです。(彼女の語り口でどうぞ♪)

***

私の父は、郡山(福島県中心部)に生まれて、東京に出て大工やってたのね。

戦争が終わって、東京が焼けちゃって、福島に帰ってきたの。

そこで母と出会って結婚して、そして、

田村町のあたり(郡山市東部・小山と田畑が多い)を夫婦ふたりきりで開拓したんだよ。

開拓って言ったって、今みたいに「ブル(ドーザー)」なんてないばい?

まず山の木をひとつひとつ切り倒して、それから唐鍬(とうぐわ)で耕すんだわね。

木の根っこなんて腐るまでは3年くらいかかるから、それが大変だったみたいね。

私は6人兄弟の一番上だったけど、畑の手伝いの他に、妹・弟たちの世話、

食事作りまで全部やってきたから、自分が大人になっても、子育てなんて何でもなかったよ。

とにかく我慢することだけは、覚えたしね。一番上だから。

お祭りなんてやるようになったのはかなり後のことで、

楽しみは山に行って栗やあけびを採って食べること、それぐらいだね。

両親も子供らも一緒になって畑をやって、何でもよく採れたよ。

昔は野菜が病気になるなんてこと、不思議と無かったんだわね。

食べられなかったものなんて、柿ぐらいかなぁ。柿の木は寒冷地には無くてね。

私の父は、本を読むのがすごく好きな人で、独学で勉強してたみたい。

当時は砂糖なんて手に入らなかったけど、父は養蜂をしてハチミツが食べられたの。

私は幼くてよく分からなかったから、「貧しいからハチミツなんだ」と思ってて

大きくなって東京に行った時、友達にそれを話したら

「ハチミツ?!あんたそれ、天皇陛下ぐらいしか食べてないよ!」って言われたっけ。

私たち子供ら6人とも、誰も亡くならず元気に育ったのは、父のおかげなんだよねぇ。

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