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March 21, 2006

やまびこの正体

裏磐梯の積雪量もぐんと減り、春が近づいてきましたが、
桧原湖西畔・細野地区の「野鳥の森」には、まだまだ雪が残っていました。

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気温-6℃、西北西の風9m/sでしたが
快晴ではない天候下で、GPSを試したい気持ちもあって出かけました。
(標高850m前後で、吹雪、霧にも全然問題なく現在地を表示できました。)

***

春の気配がする4コマです。

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ザラメ雪。

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根びらき。

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水芭蕉(?)の芽。

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ツルウメモドキの実の終わり。


***

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枯木立の中でひときわ目立つ、きれいなグリーン。何だかご存知でしょうか?

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これを秋田では、「やまびこ」と呼ぶ地域があるそうです。
幼児の首元に縫い付けて、風邪予防や魔よけにしていた説もあります。
(矢口高雄著「ふるさと・2巻」双葉文庫より)

さて、その正体は、「ウスタビガ」という蛾のマユです。
ワタシは初めて見つけました。

家主である、ウスタビガの一生はこんなふうです(面白がって調べてみました)。
春、 卵から幼虫が生まれる。
夏、 クリ・コナラ・クヌギなどの葉を食べて4回脱皮し成長する。
秋、 サナギになりマユの中で羽化を待つ。
晩秋、マユから出て蛾になる。
    すぐにフェロモンにより雄を呼び寄せ、繭上で産卵するものもいる。
冬、 卵の状態で越冬する。

ということは、冬以降に見られるこの繭は、
1.羽化したあとの抜け殻ハウス。
2.寄生虫などにより羽化できなかったサナギの死体が入ったヒツギ。
のどちらかということになります。

マユはとても堅く、ニッパーやカッターでないと開けられないほどだとか。
下面には水抜き穴があり、その上に座布団のような状態を作って、
サナギは鎮座しているそうです。
寄生虫の侵入を防ぐ効果があるのかも知れません。

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森に助けられ、厳しい寒さを越えている、小さな生きもの・・・蛾とワタシ。

・・・耶麻郡北塩原村


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Comments

雪山の遭難が続いています。
クロミニさん、大丈夫かしら?と心配してます。
くれぐれも無理なさらないように。

Posted by: koko | March 22, 2006 at 12:48 PM

心配いただき、ありがとうございます。
ベテランの方の遭難が目立っていましたね。

ワタシの最大の武器は「臆病」だと思っていまして(笑)
初めて行く場所では天候の良し悪しと、地図、持ち物を
しつこい程確認するようにはしています。

今回の記事で訪れた場所は何度も行っていて、
平地しか歩かないつもりでしたので
悪天候下でも出かけようということになりました。

ただ自然のなかでは、想定外は背中合わせだと思います。
過酷な状況に身をおき、挑戦することそのものが楽しみな以上
緊張と一緒に覚悟も携行しなくてはいけない趣味ですね。
伝えにくいのですが、安全ではない環境でこそ出会える
驚くほど美しいものや、充填された感動があったりして、
それがヒトを虜にするんじゃないかな、と思います。

ワタシの場合、「臆病」が勝っている間はダイジョブですよ。

Posted by: クロミニ | March 24, 2006 at 04:47 PM

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