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April 30, 2006

だばい・だべした

福島弁の渦の中で、毎日働いています。(^^;
例えば、スーパーのパートさんや、スタンドのバイトくんには
イントネーションの福島弁らしさはあれど、
聞き取れない、理解できない言葉というのは、あまりありません。
同じ郡山に住む人でも、農家出身の方は方言がディープなのです。
そういう意味では、福島のネイティブな部分に入り込んで
私は貴重な体験をしているんだなぁと思います。

そうして驚いたことに、同僚の方たちは、職場の仕事の前後や休日に
自分のウチでの農作業をも、しっかりこなしているのです。
(つまりは兼業農家ということです)
皆さん、ぜい肉を持ち合わせていない、均整の取れた体型をし
休憩はきちんと取るものの、身体を使うことを惜しまない働き者。
だいたい、幼い頃から祖父母と同居し、大勢の人の中で育った為か
人と接する事に物おじしない、飾らない性格の方が多いので
私にとっては、毎日楽しく働けています。

***

4月は、ほとんど稲の芽だしまでの作業でした。
深さ数センチの苗床に、水分を含ませたモミを蒔き、覆土する。
数日温室に置いておくと、小さな白い、稲の始まりが次々顔を出しました。

来月は、養蚕や葉タバコの仕事が始まります。

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April 23, 2006

桜めぐり

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今年のお花見は、見たことがなかった桜たちを訪ねてみました。
(開花状況は22・23日現在です)

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「笹原川の千本桜」・・・5分咲き(郡山市三穂田町)
2キロに渡って続く桜のトンネルは圧巻です。

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「下上石の不動桜」・・・つぼみ(郡山市中田町)
小さなお堂と一緒に、風情があって絵になるロケーションの桜です。

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「紅しだれ地蔵桜」・・・ちらほら(郡山市中田町)
樹齢300年以上の巨木です。

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「仲森の紅しだれ桜」・・・7分咲き(田村郡船引町)
見事なパラソル型が美しい、均整の取れた桜です。

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「合戦場のしだれ桜」・・・5分咲き(安達郡岩代町)
手前には菜の花の海が広がる、密接した2本の桜の競演です。

日当たりや標高で咲き加減が微妙に異なることが分かりました。
中通り地方、あと1週間はお花見が楽しめそうです。
三春の滝桜につづく県道40号は渋滞していました。
それさえ避ければ、のんびりした里山の信号知らずの道を
優雅にドライブできること、間違いなしです♪

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April 20, 2006

結い絶賛

「堀払い」という言葉、知らない人はたくさんいると思います。
私もいまの職場で体験して、はじめて知りました。

田植え前に、田んぼに引く水路の掃除を、
それに関わる人総出で行う、春の作業のことです。
幅1m、地面からの深さ2mほどの、汚泥の溜まったU字溝に入り
スコップでそれをかき出すという、とても体力のいる作業です。

私の職場では、総勢100人弱が数キロに渡って行いました。
雨合羽に長靴、ビニール手袋といういでたちで汚泥と格闘したのは
7割以上を占める、男性の皆さん。(女性は付近のゴミ拾いなど)

この同僚紳士たちの働きっぷりに、カンドーしてしまった私。
U字溝に次々とためらうことなく飛び降りて、あざやかなスコップ使いで
黙々と額に汗しながら働いていて、率先して難所を担っていました。
・・・なんてカッコイイんだべ!!(笑)。

近隣住民による労働力の共同作業を、「結い」と呼ぶ地域があるそうですが
この「堀払い」は、まさしくそれで、縁遠かった私にはとても新鮮に映りました。
お互いの信頼関係や、仕事に対する姿勢を垣間見たようで、
そんな気持ちを同僚に打ち明けると

「こんなこと、当たり前だべ。おらの町は、堀払いに出られない人からは
 きっちりお金徴収して、それを働いた後の飲み代にすんだかんね!」
と笑っていました。

***

郡山でも、ようやく桜が満開になろうとしています。
稲の種まきに追われる日々が続いています。

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April 15, 2006

ふきのとう観察・その後

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でかっ!!たばこの箱が小さく見えます・・・(^^;
福島県北塩原村と山形県米沢市を結ぶ
「西吾妻スカイバレー」で除雪作業に携わった知人から頂いた
標高1200m付近の大きな大きなふきのとうです。
ちなみに、左のほっそりしたのが雌、右の腰の張ったのが雄です。

ふきのとうについてちょっとだけ観察してみました。
( 2006・3・10「マイふきのとう・2006」 )

ふきのとうには雄と雌があると書きました、それを雌雄異株と呼びます。
チューリップの花のように、1つの花の中におしべとめしべを持っていれば
自家受粉ができますが、ふきのとうにはそれができません。

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こちら、4/6のトータロー(雄)。
とても小さな星型の花が咲いています。
この花にはおしべ(=花粉)はあれど、めしべは機能しません。
これを不稔花と呼ぶそうです。

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こちら、4/6のトーコ(雌)。
糸状のものが、めしべしかない「雌花」です。
中心にトータローの花に似た、星型の花があるといわれ、
これは、「装飾花」といって虫を誘うためのもので
おしべ(=花粉)機能のない不稔花です。

トータローの花粉は、風や虫によってトーコに運ばれ、
できた種は、トーコからタンポポのように綿毛になって飛ばされます。
よって、花粉を飛ばすためのトータローは、役目を終えるとすぐに枯れ
綿毛を飛ばす役目を担うトーコの方が、枯れるまでが長いと言われています。

トータローもトーコも、地下茎(ランナー)でそれぞれが増えていきます。
竹やスギナ、イチゴ、ハーブのミントなどと同じ増え方ですね。

はじめにお見せした、あの大きなふきのとう、
蕾を包んでいる苞(葉)は40枚近くあり、花は80個もありました。
香りがとても強いのに、苦味はわずかしかなく、
さすが!と思わせる美味しさでした。
天ぷらのほか、みそ汁の薬味に刻んでいただきました♪

ツキノワグマやカモシカ、ニホンザルたちは、
赤坂の料亭のような、こんな一級品のふきのとうを、
春が来るたび食べているのかもしれません。

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April 09, 2006

スノーシュー@浄土平

福島市の高湯温泉と土湯峠を結ぶ、磐梯吾妻スカイラインが
およそ5ヶ月ぶりに開通し、早速名物「雪の回廊」を見に行きました。

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土湯峠の料金所から入りました。
昨日の吹雪、今日の強風の影響もあって、滝見台付近までは
あたり一面、ご覧のとおりの見事な樹霜で圧巻でした。

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高山付近に進むと、3m前後の雪の回廊が現れます。
新聞では、現在の浄土平の積雪は例年の2倍、4mと伝えていました。
2月頃、一体何mだったんでしょう・・・。(^^;

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兎平に入ると、一切経山が見えてきます。
兎平駐車場は、山スキーを準備する人で賑わっていました。

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麓は晴天でも、浄土平はこの吹雪です。
軽装で吾妻小富士に登る人もちらほらいました。

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鎌沼方面へ進んでみたのですが、ホワイトアウト状態が続き、
とても楽しめそうにはないので、引き返しました。
気温は-2℃。アイゼンで登る人が多かったです。
標高1600mにしては暖かく、登り続きで汗をかきました。

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左に見えるのが天文台とビジターセンターです。
駐車場は午前中からたくさんの車で賑わい、
その半分以上が、山スキーやスノーシューを楽しむ人でした。
現在、レストハウスもビジターセンターも営業しています。

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レストハウスの「ケリー」は美味しかったです(なんでケリー??)。
手前が、「カツケリー(キャベツが乗ってる!!)」。
奥は、「薬膳ビーフケリー(なぜか古代米ふう赤いご飯)」。

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帰りは、高湯方面へ。荒涼とした火山の風貌です。

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途中、雪崩を起こした箇所もありました。

除雪はされたものの、依然として春の遠いスカイラインでした。
東北の春、まだスタッドレスタイヤは脱げません。

スノーシューを楽しむようになってから、雪解けが少し寂しくなりました。
雪は、緑の季節には入れない自然のフトコロで、ワタシを遊ばせてくれます。
白いじゅうたんに残された足跡が、普段は意識しない生きものの存在を
身近に感じさせ、また、その生命力の強さに驚かされます。
標高の高いところでなら、もう少し、春に駄々をこねることもできそうです。

浄土平ビジターセンター・ホームページ

***

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ウチのそばで見つけた桜の蕾です。今週末あたりが咲き始めかな?

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April 04, 2006

遅い啓蟄

新しい職場での仕事が、今日から本格的に始まりました。

目線をあげれば、まだ雪の残るふくしまの山々。

足元には、広い広い、ひろ~~~い「ほ場(田畑)」。

えっと、どのくらい広いかといいますと・・・

東京で言えば、代々木公園が、

大阪で言えば、OBPが、

名古屋で言えば、名古屋ドームが、余裕で入ってしまうくらいです。

敷地の端に人がいても、目を細めても見えません。

ほ場内を、歩いて移動していたら、日が暮れてしまうので

自転車で移動しています。

移動だけでも、トレーニング状態・・・。

今日は、りんどう(花)の芽の定植が主な仕事。

すぐそばで、ヒバリやウグイスが春の到来を知らせるように鳴いていました。

・・・腹の虫も、負けずに鳴いていました。

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April 01, 2006

つかず・はなれず

昨年から庭の木に、リンゴやパンくずを置いて、鳥たちが食べにくるのを
リビングから楽しみに見ていました。
2005・12・9「とりぱんに憧れて」
2006・2・15「監視される私」
2006・3・6「気分は動物カメラマン」

しかし、鳥たち(ヒヨドリとムクドリ)がやってきて、すぐに
「これは考えないとマズイかも・・・」と思ったことがありました。

それは・・・トリ・フン

「え、でかっ・・・!!」と言う大きさのフンが、たくさん落ちているのを見つけ、
それには、きれいな色の木の実が混じっていたりして
「へぇ~、この実からウチの庭に木ができたら、面白いなぁ~」なんて
思ったりもしたのですが・・・

ウチはあくまでも、借家!ですし、
そんな楽しみよりも、近隣のお宅への「フン害」が気になりだしたのでした。

鳥たちは、隣家の屋根を経由しながら、
ウチの「レストラン」を視察し、「ご来店」します。
アスファルトやコンクリート塀など人工物に落ちたフンはとても目立つもの。
経由地になってしまったお宅の屋根にも、彼らの落し物があるのかも・・・。
そして、それが洗濯物や、お布団の上だったら・・・と考えると
悠長に鳥見なんてしていてはマズイ、っしょ・・・!!

また、鳥そのものが苦手、という方もいるかもしれないし、そういう方にとっては、
ギャーギャーと鳴くヒヨドリのオタケビで目覚める朝なんて最悪かも。

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というわけで、レストランは、気が向いた時だけごくたま~に、
というペースで営業にすることにしました。
2週間くらいあけて、エサをあげてみても、
彼らはすぐにご来店するので、大した記憶力だと思っています。
(同じ個体が来てるってこと・・・?)

そうして、そろそろ花が咲き、虫が目覚め、
自然のレストランが本格営業に乗り出したようなので
ウチのお店は次の冬まで、店じまいとすることにします。

ヒヨ、梅の花を探しに行っておいで!
ムク、土手の虫を探しに行っておいで!

来年は、「ちっちゃいカワイイ系」のお客様もお待ちしています。(^^;

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