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April 20, 2006

結い絶賛

「堀払い」という言葉、知らない人はたくさんいると思います。
私もいまの職場で体験して、はじめて知りました。

田植え前に、田んぼに引く水路の掃除を、
それに関わる人総出で行う、春の作業のことです。
幅1m、地面からの深さ2mほどの、汚泥の溜まったU字溝に入り
スコップでそれをかき出すという、とても体力のいる作業です。

私の職場では、総勢100人弱が数キロに渡って行いました。
雨合羽に長靴、ビニール手袋といういでたちで汚泥と格闘したのは
7割以上を占める、男性の皆さん。(女性は付近のゴミ拾いなど)

この同僚紳士たちの働きっぷりに、カンドーしてしまった私。
U字溝に次々とためらうことなく飛び降りて、あざやかなスコップ使いで
黙々と額に汗しながら働いていて、率先して難所を担っていました。
・・・なんてカッコイイんだべ!!(笑)。

近隣住民による労働力の共同作業を、「結い」と呼ぶ地域があるそうですが
この「堀払い」は、まさしくそれで、縁遠かった私にはとても新鮮に映りました。
お互いの信頼関係や、仕事に対する姿勢を垣間見たようで、
そんな気持ちを同僚に打ち明けると

「こんなこと、当たり前だべ。おらの町は、堀払いに出られない人からは
 きっちりお金徴収して、それを働いた後の飲み代にすんだかんね!」
と笑っていました。

***

郡山でも、ようやく桜が満開になろうとしています。
稲の種まきに追われる日々が続いています。


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Comments

こちらでは”堰堀り(せぎほり)”といっています。ただ、関係者以外も、というか以外がというべきかもという状況で行われます。住民全員参加が基本なので。(場所によっては代表による一日仕事だったりも。<ほとんど農業従事者以外(涙))

出られない人(出たくない人もいますわね)が出不足金取られるのは同じですが、だからといって飲み代になるほどではないですね。人数が多いのもありますけれど(笑)ひとりあたり 300 円のお手当てです。

来月あたりかな。

Posted by: ムムリク | April 20, 2006 at 10:41 AM

ムムリクさんも参加されるのでしょうか?
「(涙)」となっているので、楽しい作業ではなさそうですね。(^^;
農業に無関係な人にとっては、「はぁ~、またこの季節が・・・」って
感じなのでしょうね。
そう思えない私は幸せもの(おめでたいもの?)なのかも・・・。
飲み代にすると言ってた人の集落は、ごくごく少数のようでした。
5月に作業ということは、田植えもまだまだ先のようですね。
この近辺では、GWに田植えを済ますところが多いようです。

Posted by: クロミニ | April 23, 2006 at 06:02 PM

毎年でています。いやというわけでもないので(^^;
大勢のおかげで短時間で済むというメリットはあります。田植えはそう、その後から5月一杯くらいまでにという感じでしょうか。

Posted by: ムムリク | April 24, 2006 at 02:17 PM

市街地の拙宅にも、同様の年間行事があるんですけど、通称「ドブ掃除」だったりします。農業用水のためじゃないってところが悲しいのですが。
あまり関係ないかもしれないですが、この記事にトラックバックさせていただきました。

Posted by: じん | April 26, 2006 at 11:51 PM

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