« 立春、嵐。 | Main | スノーシュー&カメラテスト »

February 08, 2007

凍(とう)/沢木耕太郎

Tou_1

友人から勧められていた一冊。
クライマーである山野井泰史・妙子夫妻の、
ヒマラヤの高峰からの、壮絶な生還を描いたノンフィクションです。

両手の指を失っても、楽しい「遊び」。
生きるか死ぬかを彷徨いながらも、やめられない「遊び」。
そんな遊びのフトコロを想像できない私は、
新聞記事を読むように、ただ事実を読み続けるのみでしたが
妙子が何も口にできないシーンの連続には、思わず気分が悪く・・・。

生命力も、愛情もハンパじゃないです、妙子さん。
こんなスーパーマンみたいな女性、いるんですね・・・。
「現場」も「行程」も「ひと」も、あまりに自分の現実とかけ離れ、
拉致被害者帰国の年、私は何やってただろう、
あの年、同じ地球上で、凍るような数日を過ごした日本人夫婦がいたんだ・・・
なんて、振り返ることで、均衡をとろうとしてしまいました。

文脈はとても読みやすく、あまり本を読まない私でも
あっという間に引き込まれ、読み終わってしまったほどです。
壁での状況描写、もっと理解できたなら、もっと楽しめたのかな。

070204yuhi

雲の上の生きざまから、わずかに私が学べることと言えば・・・

挑戦することは大事!・・・たとえ、ちいさなことだって。

« 立春、嵐。 | Main | スノーシュー&カメラテスト »

Comments

このご夫婦、やっぱり目を引くのは妙子さんですよね!

同じ時を生きているのに、こうも違った体験をされてて・・現実の世界のニュースも、読書の世界も、自分の日常とあまりにかけ離れていて、刺激が強すぎるのか 混乱させられることもあります。

先日 初めてメジロを見ることができました(気付けるようになったというべきか) とても小さな事で喜んでいます。

Posted by: ABIRI-DANNA | February 10, 2007 12:46 AM

ABIRI-DANNAさん、感謝してマス!
読もう、読もうと思いつつ、そのままにしていたのを
背中を押してもらった気がして!
本自体が面白かったのと、久しぶりに読書の楽しみを味わいました。
毎日帰宅して、用事をさっと済ませて、すぐに本に向かっていたので
残りページが少なくなるにつれ、
「この本読み終わったら、次の本がない・・・」となぜか焦り、
読みかけにも関わらず、次に読む本を探してしまいました。(^^;
次のは、ちょっとワタシには難しいので、読破できるかなぁ・・・
読破できたら、また感想を書こうと思います♪

メジロ、ワタシも先日はじめて見つけたんですよ~。
そろそろ西日本でしたら、ウグイスが見られるかも?

Posted by: クロミニ | February 10, 2007 11:09 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 立春、嵐。 | Main | スノーシュー&カメラテスト »