January 21, 2007

スノーシュー@蔵王

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福島の山々(吾妻小富士・一切経山・家形山)も、美しき白なれど・・・

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今日はこ~んな感じの山並へ・・・

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目指すは山形、蔵王!でゴザイマス。

蔵王温泉スキー場にあるロープウェイに乗り継げば
お手軽に名物、樹氷群がみられるとのこと、以前から行きたかったのでした。

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蔵王山麓駅から標高1331mの樹氷高原駅へ。
華奢な落葉樹たちが、雪の重みで柳のようにしなっています。

ちなみにこの1つめのロープウェイは、順番待ちで30分待ちました。
さすがは蔵王、お客さんいっぱいです。(福島とは違う・・・(^^;)

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樹氷高原駅から標高1661mの地蔵山頂駅へ。
モンスター系の樹形に変わってきました。

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積雪2mの山頂駅には、樹氷を窓越しに見られるレストランがあり、
多くのお客さんで賑わっていました。
外国人のお客さんもちらほらいましたね。

屋上は展望台になっています。
ライトがたくさんついているのが分かるでしょうか?
17:00~21:00までライトアップしているので、夜の樹氷も楽しめます。

さ、腹ごしらえを済ませたら・・・

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ひゃっほう~!蔵王モンスターよ、会いたかったぜぃ~!
(クリックで拡大できます)

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地蔵山(1736m)まではとりあえず行かないとね。
踏み跡は硬いですが、踏み跡ないところはいきなり沈みます!

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快晴!無風!蔵王山頂付近で、こんな天候は珍しいそうです。
(クリックで拡大できます)

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汗かきかき、地蔵山山頂ゲット☆
雑誌などには、山頂駅から10分と掲載されています。
ワタシはあいかわらず休み休み、倍くらいかかりました。

気温マイナス8℃。微風。
強風だったら、指先など間違いなく感覚がないでしょう。
新しい冬用ブーツ&ウールの分厚い靴下で、ばっちりでした♪
この2つで、寒さがこんなにも違うものかと驚きました。

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いや~、誰もいませんぜ!スノーシューやってる人なんていないし!
いいね、蔵王最高!!

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モンスターを見下ろしちゃったぃ!
この山頂、やたら広くてフラットなんで・・・

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嬉しくて雪原暴走!!走らずにはいられない~!
(クリックで拡大できます)

元祖「嬉しくて雪原暴走」はコチラ(笑) →ABIRI家の秘密基地

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蔵王は、モンスター生息の規模が違いますね。
昨年、福島でもモンスターを見に行ったのですが、
この暖冬で、しっかりモンスターができているのには、びっくりです。
(クリックで拡大できます)

昨年のモンスター探訪 → 2006・3・6「スノーシュー@西大巓」

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モンスターに乾杯!・・・コーヒーだけど。

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午後になっても、天気崩れず、嬉しい!飛び跳ねてみたりして。
(大自然は人をハダカにしますね・・・人格丸出し(^^;)

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横顔のきれいめモンスター君。

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らぶらぶモンスターカップル。

時間の都合もあり、山頂駅~地蔵山山頂往復で今回は終了。
山頂からは蔵王の最高峰、熊野岳(1842m)までもとても歩きやすそうでした。
別の季節も含め、また行ってみたい奥のまだまだ深い山です。

蔵王温泉スキー場・蔵王の樹氷の情報はコチラ → 蔵王ロープウェイ

・・・山形県山形市蔵王温泉

※途中、毎日新聞社(仙台支局)の記者の方に、
 「樹氷だけでは絵にならなくて困ってて・・・撮影してよろしいですか?」
 と、言われ、歩いている人という雰囲気の被写体に。明日の朝には・・・???(^^;

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January 27, 2006

なまはげ西吾妻(T0T)

その土曜日の朝、もうおひさん高いというのに、気まぐれな相方の一言で
山形県から西吾妻山(にしあずまやま)の樹氷を見に行くことに・・・!

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こんな樹氷モンスター群の絶景を見られるなら・・・とふたつ返事したワタシ。

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東北自動車道を福島飯坂ICで降り、国道13号をひたすら西へ。
米沢市内は目測で積雪150センチ!真横で追突事故発生・・・。

国道13号が思っていたより距離があり、ICから1時間半くらいかかりました。
スキー場の駐車場に到着はなんと・・・12時すぎ!ハァ。

天元台高原スキー場、最下段のリフトは16時、ロープウェイは17時で終了してしまいます。
ナイター営業はしておらず、上のリフト2つは冬場は乗って降りることができません。
歩いて下山しないといけないなんて、ロープウェイ最終時刻までに帰ってこれるのか?!
不安のどん底に陥るワタシ達・・・(実は超小心者夫婦)。

リフトを乗り継いで、はるか彼方に、それはそれは小さく見えるリフトの終点が
とてつもなく高い所に行くんだ、という拷問を受けるような気分に・・・。

加えて、北面に位置するこのスキー場の寒さ。
リフト終点には、「西吾妻山は2000m級の山ですが、
緯度が高いため、寒さは日本アルプス3000m級と同じです」
というようなことが書かれていました。
はい、確かに。体感したことのない寒さです・・・。

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リフトの終点から見た風景。
雲がなかった時には、遠くに月山、蔵王らしき山も見えました。
福島からひとやま越えた山形は、雪の惑星のよう~。

「リフト終点でもう樹氷地帯」という雑誌の掲載写真とは違い
ここでは樹氷モンスターはできていませんでした。
ほんの少しラッセルしましたが、ほとんど腰まで埋まってしまって
さすが積雪3m、ふかふかパウダースノーに歯が立たず、滑り落ちそう・・・。
はぁはぁ、ごめんなさい、もうしません、許してくだしゃい・・・。
なまはげに遭遇した、おさな子のような気持ちに。

とりあえず、ランチをそそくさと済ませ、樹氷を見ることをあきらめ
下山を選んだワタシたちでした。
余裕がないってことが、こんなにも楽しくないことだったとは。
スノーシューを始めた昨年は、こんな場所ならまずガイドの依頼を考えました。
今は慣れて、体力も知識もないのに、
山に対して無防備になっていることにようやく気がつきました。
慣れって怖い!朝寝坊は西吾妻は迎えてくれない!と教えられた1日なのでした。

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でも、踏み跡のない広大な雪山の世界、結晶のままの雪や、サルの親子連れ、
今まで見えなかったものを見ることができたので、やっぱり行って良かったです。

・・・山形県米沢市

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May 10, 2005

玉簾(たますだれ)の滝

鳥海山の南に点在する、飽海(あくみ)三名瀑のひとつ、玉簾の滝を見に行きました。

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左→滝への入り口で迎えてくれたのは、杉の大木。杉もこんな樹形になるんだなぁ。「大きな木だね」・・・サツキとメイのお父さんのセリフが似合いそう。
右→エゾエンゴサクのカーペット。エンレイソウや、いつも見るのと違うスミレもたくさん咲いてました。滝に向かって左側の、整備された歩道を歩いてしまうと、この子たちには会えません。右側のひなびた歩道で、どうぞ。

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左→写真では表現できてないですが、この滝をご神体とした神社があり、ひっそりと苔むしてとてもいい雰囲気です。
右→滝はほぼ垂直に63m降りていて、しぶきの束はまるで、白い竜の頭のようで、神々しさを感じます。近寄るとすごい水しぶきで撮影不可!

ここは駐車場からすぐなので、年配の方でも歩いて行けます。知らないと通り過ぎてしまうほどひかえめ、でも本当は重ねた時間が分厚くて、花も神社も滝も、物静かでたくましい。そういう命の集まりが鳥海山、という感じがしました。

・・・山形県飽海郡八幡町・・・鳥海山紀行、あと1つつづきます

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May 05, 2005

ぐるっと鳥海山

今年のGWは、秋田県と山形県のほぼ県境にある、鳥海山(標高2236m)に会いに行ってきた。鳥海山の最大の特徴のひとつが、日本海から直線距離で15キロほどしか離れずにそびえている独立峰であることだ。そのおかげで、春の鳥海山をぐるっと色々な方向から見る事ができた。

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・北から(秋田県矢島町由利高原)・北北西から(秋田県仁賀保町仁賀保高原)


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・南西から(山形県遊佐町宮山坂公園)・西から(同、遊佐町国道345)


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・大平山荘付近はまだ雪の壁!    ・テントとタープ


■国民宿舎大平山荘■■鳥海山西面の標高1000m付近にある、こちらに1泊。国民宿舎って古いせいか、大型連休直前でも、空いていたりする。安いだけに豪華料理ではないし、布団も自分で敷かなくちゃいけないけれど、余分なサービスに期待もしないから、気分が楽ちん。食事は1階にある昭和チックな広い食堂で、が王道ってのも、宿泊している人同士が挨拶し合い、何だかアットホームでいい。加えてまず「一級の場所」に立っているのが好き。ここの目玉は何と言っても、目前の山頂から昇る朝日と、展望スペースから見える水平線の美しい日本海の夕景!登山客や山スキーヤーにも人気で、車中泊のツワモノたちが早朝からスキーを履いて、雪面を登って行ってた・・・スゴッ。駐車場で群れになって巣作りをしていたのは、初めて見たイワツバメ。

■西浜キャンプ場■■続くお宿は、内陸は寒いだろうと、日本海沿岸の吹浦駅近くのこちらに3泊した。1000張り(管理人談・笑)可能な松林にせいぜい10張りの、快適なすき具合。防風林の中にあるので、海も山もすぐそばなのに拝めないが、松たちのおかげで、日差しも風も大幅カット。温泉施設「あぽん西浜」(350円・6~22時)も隣接してて、あったか。ワタクシの読み通り、朝晩の冷え込みは少なく、用意したダウンのシュラフ(モンベル・スーパーストレッチダウンハガー♯1&2)も、ファスナーを開けて寝ても平気なほど。トイレ・炊事場もきれいにされ、朝は小鳥たちのコーラスが響く、「当たり」のキャンプ場。料金は大人ひとり一泊600円ぽっきり。夏は海水浴客で混むそうなので、春は狙いめオススメです!!

■マイテント■■わがテント(モンベル・ムーンライト3型)とスクリーンタープ(ロゴス・クイックスクリーンプラス)。寝室利用と割り切ったテントは、月明かりでも設営できるというのがウリ。女性ひとりでも立てられ、3.8キロと軽い上に、小さめの枕ほどの大きさに収納できるので、キャンプ道具の整理にも貢献。ウチはふたりぼっちなので、これで十分。タープはダイニングキッチンに。4面すべてがメッシュと布張りの両方にできるので、強風雨時に活躍、虫よけ効果もアリ。


報告は鳥海山のフトコロへと、つづきます・・・

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