November 20, 2006

友達と行く*初冬の裏磐梯

ネットで知り合った人と、実際に会うことはとても勇気がいります。

「想像していた人と、もし違っていたら・・・」

「自分の感覚とのズレがあって迷惑をかけたら・・・」

「遠くに住んでいる人なら、あえて会う必要もないのかな・・・」

そんな思いを一蹴してくれるように、740kmを越えてきて下さったABIRIさん。

ワタシとワタシのダンナさんは大歓迎で、裏磐梯へお連れしました。

顔も、声も、知っている友達ができるヨロコビと、信頼されるヨロコビ。

ネットという環境や、距離のハードルが、そんなヨロコビを倍増させてくれました♪

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100~200羽の白鳥がお食事中。
三森峠を抜けて、猪苗代湖南の館浜付近の田んぼにて。

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裏磐梯・中瀬沼探勝路を歩いて展望台にて。
日に日に白くなってきた磐梯山です。

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ミネストローネとパンのランチ中。冷えた身体が温まっておいしかったです。
(市販の液状スープにベーコンやミニウインナー、キャベツ、ビーンズを煮込みました)

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曽原湖近くにあるペンション「もくもく」に泊まりました。
アウトドアガイドで有名ですが、お食事もとても美味しいです!
夕食=白合え・きのこのフライ・サラダ・きのこ鍋・手まり寿司・
    アスパラとナスとお肉のソテー・ご飯・みそ汁
朝食=オニオンスープ・ドリア・スプラングルエッグ・サラダ・
    ロールパン・シリアル・ミルク・リンゴ・柿・コーヒー

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3階立てのログハウス内は床暖房であったかでした。
2階のくつろぎスペースにて、ビーパル創刊号を見るふたり。
アウトドアに留まらず、小説やエッセイなど色々な本を読むことができます。

しし座流星群が接近するというこの夜、見事に晴れ上がり、空には満天の星。
そして3人の前に、用意されたかのような超特大級の流れ星が!!
すごかった、首が左から右へ動きましたから・・・===☆

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翌日は5時半起きで、朝焼けの写真を撮りに。

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明るんでいく裏磐梯。木々も山もみんな静かに朝を待っています。

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秋元湖サイクリングロードから東を望む。(クリックで拡大できます)

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秋元湖から見た朝日を浴びた磐梯山。(クリックで拡大できます)

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霜が芝生の上にびっしりと降りて・・・。ダンナさんとABIRIさん。

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裏磐梯高原ホテルから見た磐梯山と弥六沼。(クリックで拡大できます)

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桧原湖西畔から見た吾妻山も既に白くなっています。(クリックで拡大できます)

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ペンションオーナーもくさんのすすめで「野鳥の森」へ。
この冬はじめての雪を踏みしめて♪

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クマの爪跡と熊棚の見つけ方を、もくさんに教えてもらいました。
爪跡は、クマも登りやすい細いブナの木にあります。

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ヒトの子どもが登り棒をすべり降りるように、クマもブレーキの役目で付けるのです。
これは爪跡が太くなっているので、この木がもっと若い頃に付けたのでしょう。

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クマが樹上で枝を折りながら実を食べ、枝をお尻の下に敷く「熊棚」。
双眼鏡で見ると、ブナの先の枝が折れているのが分かります。

この冬は、やはり木の実が不作だそうで、
もくさん曰く、クマは食べ物がなければ早く冬眠に入りがちだとのことです。
昨日歩いた中瀬沼や、クロミニ常宿の休暇村は、クマのよく見られる場所だ、とも・・・。
ますます存在を意識してしまいそうです・・・。

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野鳥の森展望台から見た磐梯山。

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同じく桧原湖。春・夏では東畔がこれほど見えません。

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おおきなブナのそばで。野鳥もかつてないくらい、総出で迎えました♪
コゲラ・アカゲラ・アオゲラシジュウカラ・ゴジュウカラ・カワセミツグミウソエナガ・・

・・・郡山市湖南町~耶麻郡北塩原村

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ABIRIさんは、HPでの文章やメールでのやりとりの印象と変わらず

思いやりと勇気を持ち合わせた、尊敬できる女性でした。

そして、私たち夫婦との共通点をたくさん見つけたり、

自然の中で遊ぶ楽しみ方もまた、本質的に似ているなぁと感じました。

思い出に残る楽しい旅ができて、本当にお会いして良かったです!

次はダンナ様といらっしゃってくださいね♪

ABIRIさんのHP・・・ABIRI 海と山

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October 14, 2006

前代未聞?!

猪苗代湖畔に、シベリアから白鳥の第一陣が

100羽以上で到着したと夜のニュースで流れていました。

地元で、白鳥の飛来数を40年以上観察している方によると

早期に多数の確認ができた年は、「雪が早く、多い」そうです。

そして、40年の観察のなかで

第一陣、100羽以上という飛来数は、前代未聞とのこと。

予想もつかない気象状況になるかもしれないだなんて

おっしゃっていました・・・。

スタッドレスタイヤと湯たんぽの準備、早めにすべきかも?

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January 25, 2006

しぶき氷2006

猪苗代湖の天神浜に冬の間だけできる「しぶき氷」を、今年も見に行ってきました。

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こっちに這って向かってきそうなエイリアンたち。ぬぉ~!

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今年は昨年に比べ、氷が積もるのが早い!

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氷のステージはこんなふうにテッカテカに光っております。
小学生くらいの男の子が滑って転んで、なかなか起き上がれないでいました。
その姿に思わず笑ってたら、私も・・・。

これに乗り、記念写真を撮ろうとすると・・・

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脚への重心を意識しつつ、ハイ、ポーズ!(お義母さんと)。

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さ、降りよ。足元に注意すると、ヒトの動作はまったく同じに・・・。(^^;

※天神浜キャンプ場の駐車場からは、林間の中を歩いていく安全なコースと、浜沿いの滑りやすいコースの2つがあります。時間はどちらのコースも、ほぼ同じくらいで圧巻の場所にたどり着きます。

昨年の記事はコチラ→2005・1・27「風が運んだゼリー」


・・・耶麻郡猪苗代町

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December 29, 2005

良いお年を(^^)/

去りゆくトリ年にちなみ、猪苗代湖の白鳥とカモたちの大賑わいデス。
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例年にない寒波続きで、浅い沼や、水抜きをしない田んぼは氷結、
身近な水場には、白鳥たちの居場所はなくなっています。

凍り付くような寒い朝、テレビでは最高気温はマイナスと告げていて
ベランダに出て洗濯物を干していると、手の感覚はなくなり、
時折吹く強烈な北風を受け、窓ガラスに映る私の鼻は赤くなっています。

「クゥワー!クゥワーッ!!」
突然聞こえてきた派手な鳴き声に空を見上げると
大きな白鳥が群れになって翼を広げて飛んで行きます。

おぉ~!でかーい・・・!!

プラネタリウムで描かれていた白鳥座みたいに、すらりとした白い十字が
一瞬寒さを忘れさせてくれる、そんな福島の空なのです。

今度、猪苗代湖に行く日には、パンの耳を持って行って
放すタイミングを少し遅くして、白鳥に噛まれてみることにします♪

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今年1月から何の気なしに始めたこのブログを
読んでいただいた方、コメントして下さった方、ありがとうございました。
皆さまの新しい一年が、心あたたまる時間の集まりでありますように・・・。

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November 30, 2005

びわ沢森林公園

降雪も秒読みに入り、葉っぱを踏むわずかな日を満喫しようと
磐梯山の西端にある、びわ沢森林公園に行きました。

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中腹から、ところどころに唐松の黄色が残っています。
この黄色い葉、あたり一面黄色いシャワーとなって降り注ぎ
北国ならではの、それはそれは美しいひとときです。

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アスファルトはご覧の通り、葉っぱに占領されてしまいます。
土に帰れないモノ少しだけ、庭の花たちの霜よけにいただきました。

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ヤシャブシかな?たわわに実っています。

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ギンリョウソウ(光合成しない腐生植物)の芽でしょうか?

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ノウサギの糞。もう毛色は茶から白へ変わったのかな。

ここは、小規模のキャンプ場を兼ねた散策路です。
地図で見つけて、初めて寄ってみたのですが
予想どおり人の気配がまるでなく、お散歩を満喫できました。
これから雪が降るまでの短い時間、森はなんともいえない良い香りがして、
他の季節にはない静寂と一緒に、そのフトコロの怖いくらいの深さを感じます。
そういう意味では、里山や小さな名所が、雄大な高峰と同じくらい
自然への「畏れ」を教えてくれるような気がして、
ついつい通ってしまうのです。

・・・耶麻郡猪苗代町

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July 26, 2005

子だくさん

表磐梯の中腹で、大家族に遭遇しました。
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あっ、キジだ!
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メスもいる!ツガイだね!
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「かぁちゃん、おれソバの実食ってるべぇ」
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「まぁ~ったく、とうちゃんってば!子供たち、出てこい~」
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「なに?かぁちゃん」「弟・妹たちを連れておいで!」
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「お~い!行ぐど~!」
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「兄ちゃん待って~!!」
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「おれも行ぐ~~!!」・・・以下繰り返し・・・

キジのひなは全部で9羽も出てきました。かぁちゃん、頑張れっ!

・・・耶麻郡猪苗代町

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June 12, 2005

HP・スタジオやまうち

耶麻郡猪苗代町にある「スタジオやまうち」さんを、おすすめリンクに追加しました。
私は「TOPIX」のページにある、エッセイ集が好きで楽しく拝読しています。
県内の四季折々の写真と共に綴られた文章は、どれも書かれた方の思い入れが伝わってくる、味わい深いものばかりです。
また、写真を使ったムービーや、標高別の花ごよみ、光と色が絶妙なスナップショットなど、プロならではの写真に加え、撮影場所や撮影のアドバイスを見ることもできます。
写真展もよく開催されているようなので、一度お伺いしたいです。

・・・耶麻郡猪苗代町

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February 01, 2005

雪のログハウス

DSC0004630冬は積雪が1メートル前後ある唐松林の土地に、ログハウスの別荘を建てた知人を訪ねた。薪ストーブが赤々と燃え、床面積30坪ほどの家の中は、Tシャツでいられるほど暖かい。2階のロフトに至っては、暑いと言ってもよく、子供たちは素足でアイスクリームを食べている。外は氷点下の吹雪。しかし、家の中がこれだけ暖かだと、雪の中に遊びに行きたくて仕方がなくなり、スノーモービルやソリで遊び疲れてはログハウスに戻り、冷えた体を温める。家全体が暖まってはいるが、空気が淀んでいないので、とても心地よかった。土地単価は1坪5千円にも満たない。
・・・耶麻郡猪苗代町

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January 27, 2005

風が運んだゼリー

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猪苗代湖の湖岸で、2月いっぱい見られる「しぶき氷」。風で打ちつけられた湖水が、樹木やテトラに付き、凍り積もった珍しい現象だ。天神浜キャンプ場付近の駐車場から、雪のある湖岸を歩いていくので長靴は必携。湖岸に出れば、しぶき氷は見られるが、20分ほど歩いた先が圧巻。私はスノーシューを履いて行ったので、林の中までザクザク歩けて快適だった。雪の上に小さなマットを敷き、テルモスに持参した熱々のコーヒーをすする。雄大な磐梯山をバックに、ゼリー状のしぶき氷がキラキラと冬の陽を受けて輝いていた。ゴアテックス素材の上着など、装備を万端にすれば、この時季限定の贅沢なレイクサイド・カフェが楽しめる。
・・・耶麻郡猪苗代町

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