November 10, 2006

悪魔の梯子?!背戸峨廊

会津より少し遅れて紅葉する、太平洋がわの浜通り。

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いわき市にある渓谷「背戸峨廊(せとがろう)」に、電車で行ってきました。
ここは、沢登りの技術なしで歩ける、珍しい渓谷の遊歩道なのです。

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入り口にはこんな看板。はじめて来たんだけど、今更戻れません。
自宅から2時間、かかったんだもん・・・。

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駅から30分でお目見え、「トッカケの滝」とハシゴ。
コースガイドで見て知ってはいたけど・・・げげっ・・・
ハシゴ登るの、はじめてでしたが・・・ジャングルジムみたい。
滝の大きさが真横で迫ってきます。音もサラウンド!

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「釜の淵」だったかな?きれい・・・
右端には、お約束のクサリ・・・
渡ってみれば、クサリがあると安心!ってこと。
ない場所は、身体を預けるところがないから怖かったです。

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ひゃあ~、またハシゴですか・・・の連続でした。
滝を越えるために、ほぼ垂直のものが多いです。

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登りきると、こんな景色・・・こわ~(T0T)
ダンナさん絶対無理だ(高所恐怖症)・・・ひとりで良かった。のか?

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1時間半くらいで、「片鞍の滝」。ご婦人2人組に撮っていただきました。
実は、こんなとこで転んでしまい、ズボンつめたい・・・。
ふつう転ばないような所で、転ぶのが私・・・速乾生地で良かった。とほほ。
紅葉、残念ながら鮮やかさがありませんでした。
まだ、これからなのか、会津ほどの気温差がないせいなのか。

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「竜の寝床」かな?滝だらけでわけが分からなくなってきました。

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それどころじゃないし!
道中クサリの連続で・・・指の力も入らなくなってきました。

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数え切れないほど登ったハシゴ。
このあたりでほとんど気分は修行・・・
えぇと、何をしにきたんだっけ・・・

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「鹿子の滝」かな。
岩だらけで休む場所もないので、そろそろ終わってほしくなってきました。
でも、大きい滝が現れると胸がすきます。

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やった、フィニッシュ「三連の滝」!12時30分。駅から既に3時間。
道中見かけた方々は、女性2組、男性1組、計7人くらい。
私が一番若かったのに、一番スローで、へっぴり腰でした・・・。
無事に着いてホント良かった・・・水もおにぎりもおいしい・・・(T0T)
ダンナさんに、この水お土産にしよう。

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折り返しは、渓谷からはなれて、マツが多い雑木林の中。ホッ♪
早周りコースとゆっくりコースがあり、私は前者を選んで
駅まで到着するのに、1時間20分かかりました。

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JR磐越東線「江田」駅は、13時台から先は16時まで列車が来ません。
だぁれもいないので、ホームで30分くらい昼寝して・・・
「まだかなぁ~・・・」モズやヒヨドリは向かいで柿の取り合い中。

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指先に、今年初の雪虫!見渡すといっぱいふわふわ飛んでいます。
吸っている樹液を、夏はトドマツ→冬はヤチダモに変えるため
この季節にお引越しする、アブラムシの一種なのです。
雪虫が飛んで2週間ほどで初雪、などと北海道では言われています。

磐梯山、吾妻山は7日に初冠雪。平年より18日遅れでした。
浜通りにも冬の足音が近づいています。

次々とステージが変わる、ロールプレイングゲームのような一日でした。
何がすごいって、ハシゴやクサリを付けた人がすごい!
こんな体験させてもらってアリガトウゴザイマス。
たぶん、一生忘れない・・・。

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背戸峨廊マップ(クリックで拡大できます)

・・・いわき市小川町

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