August 17, 2007

秋田森吉・桃洞滝

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キャンプ場付近から見た森吉山。
酷暑が予想されるなか、予定していた登山は取りやめ。
この暑さで山に登ろうなんて、無理、自爆するっ!

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桃洞滝という、片道4.2キロのコースがあるというので
そっち系で♪滝系で♪

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すずしーーーっ!!極楽だぁーー♪

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森がなんだかたくましいぞ!嵐にもびくともしない風格だっ。

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禁猟区のため、チームイワナは余裕でダンス。

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山あじさいが満開でした。

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クマゲラの生息地とは言え、なかなかお目にかかれないものですね。
唯一発見した、タテに長いキツツキの痕、これはクマゲラでしょう!!

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コクワガタ発見!

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森を歩くこと1時間半、開けたせせらぎに遭遇。
この岩肌の傾斜、雪解けや紅葉は絶景に間違いないでしょうね。

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せせらぎ沿いを歩いて15分、桃洞の滝に到着!!
↓↓↓これでは伝わらないライブ感を、動画で↓↓↓


滝ツボを見ようと、悪戦苦闘するサンダル履きのサル1匹。(^^;

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昼ごはんにしよー♪カップラーメンにハーブチキン、
もってきたメロンを川で冷やそ。ワクワク。

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赤ちゃんガエル、カジカガエル。

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日当たりがいいから、水がほどよい温度。

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増水で石がぐるぐる削ったあと。たくさんありました。

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ひとしきり遊んだら、さ、お昼寝、お昼寝♪

***

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最終日の夜は、ダッチオーブンでデミグラス煮込みハンバーグ☆

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残ったら、朝食に。一晩おいてさらに美味しい。

***

思ったよりうんと暑かった秋田の旅。

そして、携帯圏外の山奥の豊かさ、怖いほどの大自然。

・・・あぁ、あいつは何者だったんだろ・・・

背筋が凍りつくほど恐ろしい、あの生きもの・・・

あれだけの大きさまでに成長できるなんて・・・(T0T)

森吉山の緑の海は、「自然にやさしく」なんて言葉、蹴散らした。

・・・秋田県北秋田市森吉町

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August 16, 2007

秋田森吉・小又峡

何気に数えてみたら、71箇所。
秋田県奥森吉で、クロミニが虫に刺された数です。
つまりは大自然のフトコロで遊んで参りました!

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この夏のお宿は、森吉山北東の山麓にある「親子ふれあいキャンプ場」です。
60区画の開けたキャンプサイトに、3泊しました。
山奥だからでしょうか、混み具合は、ウチのほかに3組程度、ガラガラです。

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ウチのキャンプスタイルは、LDK用メッシュタープと小さな寝室テント。

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管理棟の水場のきれいなこと!!ピッカピカの深くて広いシンク☆

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こちらトイレ前室の洗面台。信ジラレナ~イ、ホテルみたい。

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ちょっとシツレイ。トイレも広くて、ちょっとしたBARのよう。

宿泊料、無料です!!
こんなキャンプ場ははじめてです。いいね、森吉!!

71箇所の献血が宿泊料だったのかも??

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車ですぐのところに、環境省「森吉山野生鳥獣センター」があります。
国内キツツキ類で一番大きい鳥、クマゲラの生息地として有名です。


この付近には、真夏の雪が舞っていました。

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この木の花?が雪の発信源のようです。

追記(07・08・30):これはポプラの花だそうです。
北海道をはじめ、北国の方にはよく知られているそうな。
ポプラ並木は、綿毛のじゅうたんと化し、所によっては煙たい存在のようです。

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車で更に20分ほどで、「太平湖」に到着。
ここでは遊覧船で「小又峡」に渡り、滝めぐりを楽しむことができます。

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途中高低差のある歩道があるので、高所恐怖症のダンナさんを置いて
ひとりで歩いてきました。(^^;

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なんだか無人島のような野性味あふれる観光地です・・・
夜に来たら耐えられないこと間違いなし。


小又峡版、ナイアガラの滝だそうな。

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左端にいるおじさんで高さが分かるでしょうか?
細い細い渓谷、歩道のすぐ脇が7~8mほど落ち込んでいます。

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45分ほど歩いた終点が「三階の滝」。落差30~40m?
突然あらわれる大きなご褒美。

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カワガラスに遭遇!ダイビングして小魚をキャッチします。

※小又峡遊覧船は毎時行き00分発、帰り30分発、大人1050円。
 駐車場のあるグリーンハウスから乗船場までは高低差50m、
 帰りの登りはちょっとした拷問でした。(^^;
※親子ふれあいキャンプ場に宿泊するには、
 途中の青少年野外活動センター(日中常在)で申請をします。
 コインシャワーがありますが故障で使用のめどは立っていません。
 車で20分の国民宿舎森吉山荘で日帰り入浴ができます。

***

夜のキャンプ場は、天の川もはっきり分かるほどの満天の星。

ペルセウス流星群は、毎年お盆キャンプの楽しみのひとつです。

星座版を片手に寝転び、夏の星座を10個は言えるようになりました。

昼間は汗が滝のように流れる暑さだったのに

眠る頃にはフリースを着て、夜風がそよそよ気持ちのよい夜でした。

・・・秋田県北秋田市森吉町

つづく。・・・かゆい。

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August 06, 2007

パラダイス発見!

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夏の磐梯山は、ぼんやりと空の熱気に雲隠れ。
涼みに行こう、行きましょう。

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中津川渓谷に車を停めて、渓谷方面に降りていきます。

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サンゴのようなきのこ、ホウキダケ。

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降り立つと、翡翠色した中津川。ここもきれいでよろしいけれど。
手前の川岸を右手に進むと、橋2つめで道に登ることができます。

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で、林道歩いて、いざ!上流へ。(今日の目的は・・・むっふっふ)

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ダンナさんの自信作写真、「サカハチチョウ」。
八の字を逆さにしたような紋だそう。
食草は「コアカソ」・・・一見、青じそのような草です。

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オニヤンマもたくさん見かけました。
いいね、夏休みらしくなってきたね・・・っていいオトナ。(^^;

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緑の中にひきたつ真っ白なヤマユリ。いい香り・・・

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こんなヤブの中を進むのです。パラダイスをめざして☆

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中津川渓谷の印から、地図左の白滑八丁へ、
引き返して、今度は右の議場を経て、右端の上流がゴール。
(クリックで拡大できます)

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ここが「橋崩落」の現場のようです。車止めが自然と一体化しています。

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えーーーー!ほんとにあった!!パラダイス!!
途中迷い、歩くこと2時間弱、歩いた甲斐があったってもんです。
誰もいない、誰もこない、だってこの先は人の入らない中吾妻山。

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そんな絶対的な清水で、飲みたかった!アイスコーヒーっ☆
汗だくなので更にウマイ!これが本日の第一目的。

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第二目的は、これっ!じゃじゃ~ん、そうめんセット♪
出かけ前にひらめいて、用意して参りまひた!
ペットボトルに濃縮めんつゆも入れてきたもんね。

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絶対的清水で冷やしたそうめん、ウマくないわけがない!
ジェットボイルであっという間にゆでて、すぐ冷える、これはいい!!
・・・「あれっ、ハシは?!」忘れました。枝で食べるの図。

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完熟トマト、中津川渓谷の売店で仕入れて、川で冷やし♪

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そうそう、これも♪掘りたてを、ゆでたて!じゃがいもホクホク☆


食後に第三目的である、沢歩き。
大人気サンダル、クロックスのマガイモノでじゃぶじゃぶ歩く!
ですが、クロミニの脚は、水の冷たさで痛いほど。感覚が~☆

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パラダイスらしさを演出してた、蝶々、コムラサキ。
黒く見えるところが、光の加減で紫色に変わる美しい蝶です。
数え切れないほど舞っていました。
食草はヤナギ。なるほど川岸はヤナギでいっぱいでした。

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これもたくさん、たくさん、見ました。ミヤマカラスアゲハ。
染み出した水を飲んでいました。
食草は「カラスザンショウ」だそうです。

***

あー、楽しかった!!

次は、沢で、何食べたら美味しいだろ??

・・・耶麻郡北塩原村

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June 24, 2007

6月の猫魔岳

八方台から、猫魔岳~雄国沼をめざして歩いてきました♪

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鉄塔とガードレール以外は、一面みどりの濃淡、表磐梯です。

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いま登山道はシモツケの花びらでいっぱいです。
いろいろな小さな花やガクが風に乗って空中を舞っていて、
小雨が木々の葉に当たるような音がしていました。


特徴的な鳴き声の鳥がいましたが、名前分からず。(T0T)
お分かりになる方、教えて下さい。

【追記07・07・16】日本野鳥の会郡山支部の方に
伺ったところ、「クロジ」だとのことでした。

フィールドガイドこおりやまの野鳥・クロジ


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八方台から1時間、稜線に出ると横顔の磐梯山。

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2月にスノーシューで見たのと、すっかり衣替えしちゃいましたね。
(クリックで拡大できます)

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ユキザサがたくさん迎えてくれました。

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擬態バージョン?シャクトリムシ。

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腐生植物のため、葉緑素を持たないギンリョウソウ。

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ハスの葉いちご。

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「ホウチャクソウ」か、「アマドコロ」か、「ヒメイズイ」か?!
見分けにくいので有名な花のようです。クロミニはまだ分かりません。

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ウラジロヨウラク。

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猫魔山頂を過ぎて、猫石までたどり着きました。
黄色く染まった雄国沼と、右後方に雲上の飯豊山。
(クリックで拡大できます)

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ここから雄国沼まで行く体力は、もうなく・・・体力落ちたかなぁ??
とにかく脚が重い!!


時間的には余裕があったのですが・・・。


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パノラマ写真で我慢することに(クリックで拡大できます)。
左端は猪苗代湖です。


お昼を食べて、下山。
下山途中に面白いものを見つけました。

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※虫の嫌いな方のために縮小しています(クリックで拡大できます)。

なんじゃこりゃ~?!変な虫!!
帰宅後調べてみたら、「ヒゲナガ オトシブミ」というそうです。

この虫、産んだ卵を葉っぱでくるくる巻いて切り取って落とすそうで、
それは、「オトシブミのゆりかご」と呼ばれています。

江戸時代に他人に知られまいと落として渡す
「落とし文」が名前の由来だそうな。・・・風流!!

オトシブミを、素敵な観察眼と文章力を持って、
紹介されている方を発見♪

↓↓↓

http://www.mokichi.net/insect/himekurootoshibumi.html

森の中の手紙・・・なんて詩的なんでしょう☆
今度は巻いた葉っぱを見つけたいものです。

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下山途中の小さな池でも、こんなもの、見つけました!
モリアオガエルの卵塊です。

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8畳くらいの池のあちらこちらに、たくさん付いていました。
池の中には、サンショウウオの卵も無数にありました。

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テレビでしか見ることのなかった、モリアオガエルのたまご。
ソフトボールよりひとまわり大きい、トロロ芋。

初めて実物をみることができてウレシイです♪♪

やっぱりワタシは、山に登ることそのものや、山頂を制覇することよりも
森の生きものを見つけたり、生態を想像することが好きなようです。

・・・耶麻郡北塩原村

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June 18, 2007

6月の那須・茶臼岳

久しぶりに南下して、栃木県は那須・茶臼岳を見に行きました♪

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混雑する那須街道を避け、白河IC→県道68号→県道344号を行くと
道沿いにコンビニなど、お店は一切ありませんが、
信号もなく、スイスイ走れるオススメルートです。
写真はボルケーノハイウェイ(360円)から見た茶臼岳です。

朝10時で既にロープウェイ付近の駐車場は満車でした。
大丸温泉駐車場から歩いて、乗り場へ。

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那須ロープウェイ(往復1100円)は、わずか4分で山頂駅。
降りたところからは、茶臼岳を左側からまいて登ります。

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いい天気!風もそよそよ♪

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枯れ草も山の賑わい?赤いカーペットがきれいです。

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かぐわしく?鼻をくすぐる硫黄のニオイ。

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落石注意☆

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牛ケ首に到着。ここまで来ると軽装の方はぐっと減ります。
煙をあげる無限地獄。

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北には、福島県の強引な県境線でも知られる、飯豊山☆

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西には、会津朝日岳、駒ケ岳。燧ケ岳も途中見えました。


ドーガデドーゾ♪

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日の出平を経由して、南月山へ向かおうとしました。

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振り向けば、ふもとから見るのと違う、雄雄しい茶臼。

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福島のように「ケモノ臭」はなく、クマの心配もなく、
けれどウグイスの鳴き声はすごかった、合唱団でした。

歌声に聞き惚れ?
途中、おにぎりを食べて、昼寝しちゃったら

・・・夫婦で爆睡・・・

南月山行きはあっけなく幕切れ。(^^;

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ホオジロ↑や、ホトトギス、カッコーもたくさん鳴いていました。

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お花は、イワカガミが満開でしたが、あとはあまり見つけられませんでした。

日の出平はミネザクラが林立していて、2週間ほど前で満開だったそうです。
アップダウンはほとんどなく、駐車場からロープウェイ乗り場までが
一番きつかったです・・・

日差しは既に真夏のようで、肌が真っ赤に焼けてしまいました。
那須は大きくて、歩くルートもたくさんあるのが魅力です。
まだまだ行かなくちゃ~☆

・・・栃木県那須町

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June 10, 2007

6月の浄土平

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久しぶりに山に行こう!ということで、浄土平へ向かいました。
磐梯吾妻スカイラインから見た新緑です。(^0^)

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予想より明るかったとはいえ、レイン装備してスタートです!
ちなみに寒がりのクロミニ、フリース忘れ、カイロ2枚貼り。(^^;


福島県が誇る!浄土平湿原の6月の風景。動画でどぞっ♪

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マイヅルソウ、まだ咲き始め。群生箇所たくさんあり、これから本番。

※2007・5・16 「滝川渓谷」で
 「マイヅルソウ」とご紹介したのは「チゴユリ」でした!!
 misaoさん、ご教授いただいたのに、すみません!
 今頃間違いに気がつきました(深謝)!!

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コメツガの雄花と思われます。金色に光ってきれいです☆

針葉樹にも雄花と雌花があって、マツボックリができるんですね。
調べてみて初めて知りました。

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雨にぬれたチングルマです。

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真っ白な苔、ハナゴケ(花苔)。雨にぬれるとよく目立つそうです。

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湿原の代表選手、ワタスゲもしっとり。

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ミツバオウレン。

みんな雨に打たれてりゃいい~♪by佐野元春(^^;

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雪渓のわずかに残る山を眺めながら、樹林帯に入ります。

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イワカガミ、たくさんたくさん咲いていました。

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ハッカのようにむせかえる強い香りの木。
ミヤマハンノキ(深山榛の木)、登山道は今この香りでいっぱいです。

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オオカメノキ(ムシカリ)。純白のウェディングブーケみたいです。

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雨が本降りになってきました。

この先は「姥が原」という平原で、
その風景をダンナさんに見せたかったのですが
ふと、平原=カミナリに当たるのでは?!という不安がよぎります。

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ダンナさん「おっ!見えたぞっ!あれ鎌沼??」
クロミニ「鎌沼なんてまだまだ先だよ!なにあれ?」

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ゆきだよ・・・

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あっちもこっちも・・・

これが快晴なら、「雪と青空のコントラスト、きれい!」となるも、
五里霧中状態では、不安たっぷり倍増!

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カミナリこわい~クロミニ倍速モード

「光ってもいないイナズマが見えたと言い、腰を低くして早足だった」
・・・ダンナさんの証言

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えっ、木道が途切れて・・・どっすーん!
はじめて見たよ~こんな光景。テレビでは見たことあるけれど。

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氷河??巨人がムースをスプーンですくった跡みたいな。


鎌沼の西岸にあった雪渓と、スタスタ先を急ぐクロミニです。
雨風もあって、カメラ回すのをあせってますので、目が回るかも!

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ようやく鎌沼が見えてきました。ここまでくれば少しは安心。

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ミネザクラが満開です。

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コバイケイソウも群落たくさん。1ヶ月以内には満開でしょう。

このあたりで、木道の下から、小さな生きものが出てきました!
あっという間に藪に入ってしまいましたが、
20~25センチくらい、黒っぽかったです。
跳ねなかったからウサギではないし、
リスのように小さくはなかったのは確か。
テンかなぁ?オコジョはもっと小さいよね。
いま、浄土平ビジターセンターの方に問い合わせています。

ビジターセンターからの回答がありました!
 酸ヶ平の木道でご覧になった動物は、オコジョかもしれません。
 細長い感じでしたか? 登山者から目撃情報はたまにありますが、
 実際目にするのは運が良くなければむずかしいです。
 かわいい姿をしていますが、イタチ科の肉食獣です。
 性質は獰猛で好奇心旺盛、すばしっこいです。

大きく見えたのは気のせいかなぁ?
それにしてもラッキー♪
悪天候で人も少なく、動物の警戒心が解けて会えたのかも。

ホッとしたのも、つかの間・・・下りに差し掛かったところで。

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道消える。クロミニ棒立ち。(T0T)
気温は6℃。指先など凍るように冷たかったです。

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はじめての雪渓渡り。右側がコース。
左側は渓谷になっていて危険!!

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敬愛する芭蕉とTAMを思い出しました。

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そんなこんなで、無事帰還!!ヤッター!!

ロッキーのテーマを鼻歌る、おバカ夫婦でした♪

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母成(ぼなり)グリーンライン沿いのお店「きこり」で買った
地竹を天ぷらにして食べました。美味しかったです。
※「きこり」では、立派な薪、珍しいジャムが買えますよ~。

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浄土平マップです。(クリックで拡大できます)
今回は駐車場を基点に、南側から鎌沼を一周しました。

レインウェアのポケットにGPSを入れていましたが、
この天候でもまったく問題なく、コースを把握できました。

山はまだ春になったばかり。天候や気温を甘く見ちゃいけませんね(反省)。
でも、こういう天気でないと会えない風景、味わえない思いというのも
確実に存在するわけで、そこが、怖い思いをしながらも
山を嫌いになれない理由なのかなぁ、なんて思います。

・・・福島市浄土平

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April 09, 2007

雪解け

3月、4月と環境が変わり、毎日に忙殺され、顔色の悪いクロミニ夫婦・・・
寝不足続きゆえ、マユ(布団)にくるまれていたい感情にムチをふるい、
駆け込み寺に行く気分で、救いを求め裏磐梯へ。

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磐梯山は日に日に黒くなり、スキー場にも雪がなくなってます!

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中瀬沼の雪は解け、「裏」磐梯山も春の装い。

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頂上付近はまだまだ白く、たくましい風貌なのですが・・・

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芽吹きへの準備は、着々と進んでいます。

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水芭蕉が早くも顔を出しています。

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水彩画のような、鏡像。

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ひどい写真ですが(^^;、キセキレイです。

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頭を下にする独特のポーズ、ゴジュウカラ。

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ずんぐりむっくりなんですよね、結構。

野鳥のコーラスがすごかったので、録音してみました。
職場以外の方は、ぜひボリュームマックスでお聞きください♪

鳥の鳴き声で、名前がお分かりになる方は、教えてください。

さすが高濃度酸素の聖地、すっかり元気になって帰ってきたのでした。
・・・耶麻郡北塩原村

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November 20, 2006

友達と行く*初冬の裏磐梯

ネットで知り合った人と、実際に会うことはとても勇気がいります。

「想像していた人と、もし違っていたら・・・」

「自分の感覚とのズレがあって迷惑をかけたら・・・」

「遠くに住んでいる人なら、あえて会う必要もないのかな・・・」

そんな思いを一蹴してくれるように、740kmを越えてきて下さったABIRIさん。

ワタシとワタシのダンナさんは大歓迎で、裏磐梯へお連れしました。

顔も、声も、知っている友達ができるヨロコビと、信頼されるヨロコビ。

ネットという環境や、距離のハードルが、そんなヨロコビを倍増させてくれました♪

***

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100~200羽の白鳥がお食事中。
三森峠を抜けて、猪苗代湖南の館浜付近の田んぼにて。

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裏磐梯・中瀬沼探勝路を歩いて展望台にて。
日に日に白くなってきた磐梯山です。

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ミネストローネとパンのランチ中。冷えた身体が温まっておいしかったです。
(市販の液状スープにベーコンやミニウインナー、キャベツ、ビーンズを煮込みました)

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曽原湖近くにあるペンション「もくもく」に泊まりました。
アウトドアガイドで有名ですが、お食事もとても美味しいです!
夕食=白合え・きのこのフライ・サラダ・きのこ鍋・手まり寿司・
    アスパラとナスとお肉のソテー・ご飯・みそ汁
朝食=オニオンスープ・ドリア・スプラングルエッグ・サラダ・
    ロールパン・シリアル・ミルク・リンゴ・柿・コーヒー

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3階立てのログハウス内は床暖房であったかでした。
2階のくつろぎスペースにて、ビーパル創刊号を見るふたり。
アウトドアに留まらず、小説やエッセイなど色々な本を読むことができます。

しし座流星群が接近するというこの夜、見事に晴れ上がり、空には満天の星。
そして3人の前に、用意されたかのような超特大級の流れ星が!!
すごかった、首が左から右へ動きましたから・・・===☆

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翌日は5時半起きで、朝焼けの写真を撮りに。

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明るんでいく裏磐梯。木々も山もみんな静かに朝を待っています。

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秋元湖サイクリングロードから東を望む。(クリックで拡大できます)

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秋元湖から見た朝日を浴びた磐梯山。(クリックで拡大できます)

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霜が芝生の上にびっしりと降りて・・・。ダンナさんとABIRIさん。

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裏磐梯高原ホテルから見た磐梯山と弥六沼。(クリックで拡大できます)

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桧原湖西畔から見た吾妻山も既に白くなっています。(クリックで拡大できます)

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ペンションオーナーもくさんのすすめで「野鳥の森」へ。
この冬はじめての雪を踏みしめて♪

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クマの爪跡と熊棚の見つけ方を、もくさんに教えてもらいました。
爪跡は、クマも登りやすい細いブナの木にあります。

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ヒトの子どもが登り棒をすべり降りるように、クマもブレーキの役目で付けるのです。
これは爪跡が太くなっているので、この木がもっと若い頃に付けたのでしょう。

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クマが樹上で枝を折りながら実を食べ、枝をお尻の下に敷く「熊棚」。
双眼鏡で見ると、ブナの先の枝が折れているのが分かります。

この冬は、やはり木の実が不作だそうで、
もくさん曰く、クマは食べ物がなければ早く冬眠に入りがちだとのことです。
昨日歩いた中瀬沼や、クロミニ常宿の休暇村は、クマのよく見られる場所だ、とも・・・。
ますます存在を意識してしまいそうです・・・。

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野鳥の森展望台から見た磐梯山。

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同じく桧原湖。春・夏では東畔がこれほど見えません。

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おおきなブナのそばで。野鳥もかつてないくらい、総出で迎えました♪
コゲラ・アカゲラ・アオゲラシジュウカラ・ゴジュウカラ・カワセミツグミウソエナガ・・

・・・郡山市湖南町~耶麻郡北塩原村

***

ABIRIさんは、HPでの文章やメールでのやりとりの印象と変わらず

思いやりと勇気を持ち合わせた、尊敬できる女性でした。

そして、私たち夫婦との共通点をたくさん見つけたり、

自然の中で遊ぶ楽しみ方もまた、本質的に似ているなぁと感じました。

思い出に残る楽しい旅ができて、本当にお会いして良かったです!

次はダンナ様といらっしゃってくださいね♪

ABIRIさんのHP・・・ABIRI 海と山

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November 10, 2006

悪魔の梯子?!背戸峨廊

会津より少し遅れて紅葉する、太平洋がわの浜通り。

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いわき市にある渓谷「背戸峨廊(せとがろう)」に、電車で行ってきました。
ここは、沢登りの技術なしで歩ける、珍しい渓谷の遊歩道なのです。

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入り口にはこんな看板。はじめて来たんだけど、今更戻れません。
自宅から2時間、かかったんだもん・・・。

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駅から30分でお目見え、「トッカケの滝」とハシゴ。
コースガイドで見て知ってはいたけど・・・げげっ・・・
ハシゴ登るの、はじめてでしたが・・・ジャングルジムみたい。
滝の大きさが真横で迫ってきます。音もサラウンド!

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「釜の淵」だったかな?きれい・・・
右端には、お約束のクサリ・・・
渡ってみれば、クサリがあると安心!ってこと。
ない場所は、身体を預けるところがないから怖かったです。

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ひゃあ~、またハシゴですか・・・の連続でした。
滝を越えるために、ほぼ垂直のものが多いです。

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登りきると、こんな景色・・・こわ~(T0T)
ダンナさん絶対無理だ(高所恐怖症)・・・ひとりで良かった。のか?

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1時間半くらいで、「片鞍の滝」。ご婦人2人組に撮っていただきました。
実は、こんなとこで転んでしまい、ズボンつめたい・・・。
ふつう転ばないような所で、転ぶのが私・・・速乾生地で良かった。とほほ。
紅葉、残念ながら鮮やかさがありませんでした。
まだ、これからなのか、会津ほどの気温差がないせいなのか。

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「竜の寝床」かな?滝だらけでわけが分からなくなってきました。

061110_kusari
それどころじゃないし!
道中クサリの連続で・・・指の力も入らなくなってきました。

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数え切れないほど登ったハシゴ。
このあたりでほとんど気分は修行・・・
えぇと、何をしにきたんだっけ・・・

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「鹿子の滝」かな。
岩だらけで休む場所もないので、そろそろ終わってほしくなってきました。
でも、大きい滝が現れると胸がすきます。

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やった、フィニッシュ「三連の滝」!12時30分。駅から既に3時間。
道中見かけた方々は、女性2組、男性1組、計7人くらい。
私が一番若かったのに、一番スローで、へっぴり腰でした・・・。
無事に着いてホント良かった・・・水もおにぎりもおいしい・・・(T0T)
ダンナさんに、この水お土産にしよう。

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折り返しは、渓谷からはなれて、マツが多い雑木林の中。ホッ♪
早周りコースとゆっくりコースがあり、私は前者を選んで
駅まで到着するのに、1時間20分かかりました。

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JR磐越東線「江田」駅は、13時台から先は16時まで列車が来ません。
だぁれもいないので、ホームで30分くらい昼寝して・・・
「まだかなぁ~・・・」モズやヒヨドリは向かいで柿の取り合い中。

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指先に、今年初の雪虫!見渡すといっぱいふわふわ飛んでいます。
吸っている樹液を、夏はトドマツ→冬はヤチダモに変えるため
この季節にお引越しする、アブラムシの一種なのです。
雪虫が飛んで2週間ほどで初雪、などと北海道では言われています。

磐梯山、吾妻山は7日に初冠雪。平年より18日遅れでした。
浜通りにも冬の足音が近づいています。

次々とステージが変わる、ロールプレイングゲームのような一日でした。
何がすごいって、ハシゴやクサリを付けた人がすごい!
こんな体験させてもらってアリガトウゴザイマス。
たぶん、一生忘れない・・・。

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背戸峨廊マップ(クリックで拡大できます)

・・・いわき市小川町

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November 06, 2006

晩秋*裏磐梯キャンプ

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今年最後のキャンプは常宿、裏磐梯国民休暇村キャンプ場デス。
泊まっている人は、クロミニ夫婦と、あと1組くらいでした。
1泊めは霜がびっしりと降りて、とても寒い朝を迎えました。

朝5時にスクリーンタープの中の温度計を見たら、-4.5℃だったので
外気はおそらく-6℃くらいだったと思われます。(^^;
寒がりの私は、スーパーストレッチダウンハガー♯1
ゴアテックスのカバーをつけていますが
厚手の肌着だけでは寒くて眠れず・・・(T0T)。
さらにフリースとズボンを着て、ようやく眠れるという
今までで、一番気温の低いキャンプになりました・・・。

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朝もやの中の猪苗代湖と磐梯山。

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まるで海にいるような朝もやのシワザ。

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磐梯山には紅葉の波が、中腹まで下りてきています。

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小野川探勝路。
ふわふわの落ち葉が重なる探勝路はアップダウンがほとんどなく
小さなお子さんやワンちゃんにも優しい道です♪

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小野川湖の湖岸に沿って木漏れ日の中を歩いていきます。
ところどころ眺望があって・・・途中、猿に会いました♪

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GPSの距離を見たら、往復で13キロ(!)歩いていました。

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小野川探勝路マップ(クリックで拡大できます)

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2泊目の朝は霧に包まれて、とっても幻想的でした。

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温泉施設「ラビスパ裏磐梯」から雄国山頂を目指す雄国パノラマコースにて。

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冬を待つ誰もいない雄国沼は、山頂に立つまで見えません。
スローペースの私は2時間半かかりました。

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雄国パノラマコースマップ(クリックで拡大できます)

あと1ヶ月後には、み~んな真っ白に染まります。
今年のキャンプはこれでおしまい、道具を手入れして春までサヨナラです。

そういえば、2日で10時間近く広葉樹の森の中を歩いたのに、
ドングリをひとつも見ませんでした。
なんだか怖いくらい、木の実がなかったのは気のせいなのかな。

・・・耶麻郡北塩原村

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