October 21, 2007

アロマテラス

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裏磐梯にも、北風の絵筆が彩色をはじめました。

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「アロマテラス」という小さなイタリアンレストランに行きました。

その女性オーナーは、春から夏をここでシェフとして働き、

秋から冬はイタリアに渡り、日本語教師をされているそうです。

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レストランの目の前にある菜園で育てられた野菜と

イタリアのオリーブオイルや生ハムなどで作られたランチ。

ひとつひとつの洒落たお皿のデザインに負けない、

センスと心遣いが感じられる、美味しいお食事がいただけます。

「お料理はいかがでしたか?」

食事が終わるころ、テーブルにまわり、挨拶をされました。

落ち着いた話し方と、小さな笑い皺が、自信そのものに見えるような、

素敵な人生の先輩が、そこにはいます。

■アロマテラス(5月~10月末)
 裏磐梯道の駅付近の湖畔道路T字路すぐ北
 ランチ予算2500円/夕食は要予約

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September 08, 2007

秋の気配

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夕立のあとの、涼しげな罠を見つけました。

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赤い色がそろそろ恋しい時季。新しい口紅を買おうかな。

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着物の柄で見かけたような、実りのフォルムに、マフラーを思ったり。

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今年はどんなニットを着よう、どんなブーツを履こう。

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不ぞろいな粒の、微妙な色は、おしゃれの教科書。

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口のまわりを染めて、鳥たちはもうひとつの楽しみを堪能しているはず。

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山の影絵が、夕日のカーテンに覆われて・・・

暑いようでも、ひと雨ごとに、秋の気配が近づいています♪

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May 16, 2007

滝川渓谷

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福島県中通り地方では、今年も田植えのシーズンを迎えました。

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カルガモも恋の季節かな、頻繁に田んぼでのデートが見られます。

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久しぶりに花好きな母の庭を訪ねてみました。・・・ジャングル?!

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クレマチスとモッコウバラが、隙間なく咲き乱れていました。
ノースポールは母の一番好きな花だそうです。

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県南地方、矢祭町にある「滝川渓谷」に出かけてみました。
川沿いの登山道を、滝を眺めながら進みます。

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マイヅルソウがいま満開でした。
チゴユリです。ご指摘 by misaoさん

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水芭蕉は終わりかけ。

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川沿いは少しひんやりして。

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新緑がいつの間に、こんなに繁っていました。
最近、ずっと森の中へ出かけていなかったからなぁ・・・。

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ひとまわり9つの花が咲いてるから?「九輪草」は咲き始め。

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今回は軽装のため、ほんの少しで終了。
おにぎりを持って、また来てみたい、なかなかいい渓谷でした。
「ふくしまの遊歩道50選」にも選ばれていますが、
途中、すべりやすい箇所や勾配のきつい場所もあるそうなので
準備はきちんとしていった方が良さそうです。

・・・東白川郡矢祭町

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March 02, 2007

ケヤキの森

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3月に入り、木々がモハモハと芽吹きの準備をはじめています。

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巨樹がマイブームの私♪磐梯熱海にある「ケヤキの森」に行ってきました。

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ここは、「絹のダイヤモンド」と呼ばれる天蚕(てんさん)の宝庫でした!
これでも見つけたマユのうちの、半分も撮影していません。
子供と一緒にオリエンテーリング気分で、マユ探しなんて楽しそう。

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ケヤキの森には、樹齢300年以上・幹周り88センチ以上の巨樹が77本あります。
炭の利用などで、伐採した痕がコブ状になるものを、ブナでは「アガリコ」と呼びますが
アガリコ状になっているケヤキの群生は、全国的にも珍しいそうです。

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つるのベルト、ちょっと太っちゃって苦しそう?

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クロミニの手袋で、大きさが分かるでしょうか。

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遊歩道以外に入ることができないので、巨樹の撮影は難しかったです。
雪が積もっていたら、入って行けたのになぁ・・・。

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「犬の散歩」級の小さな散策路で、あっというまに終わっちゃいましたが
風裏のため、静かで、とても落ち着く森でした。
(クリックで拡大できます)

温泉街のすぐ脇に、巨樹がそろったこんな森があったんですね。
里山の奥深さを体感しました。

・・・郡山市磐梯熱海

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November 20, 2006

友達と行く*初冬の裏磐梯

ネットで知り合った人と、実際に会うことはとても勇気がいります。

「想像していた人と、もし違っていたら・・・」

「自分の感覚とのズレがあって迷惑をかけたら・・・」

「遠くに住んでいる人なら、あえて会う必要もないのかな・・・」

そんな思いを一蹴してくれるように、740kmを越えてきて下さったABIRIさん。

ワタシとワタシのダンナさんは大歓迎で、裏磐梯へお連れしました。

顔も、声も、知っている友達ができるヨロコビと、信頼されるヨロコビ。

ネットという環境や、距離のハードルが、そんなヨロコビを倍増させてくれました♪

***

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100~200羽の白鳥がお食事中。
三森峠を抜けて、猪苗代湖南の館浜付近の田んぼにて。

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裏磐梯・中瀬沼探勝路を歩いて展望台にて。
日に日に白くなってきた磐梯山です。

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ミネストローネとパンのランチ中。冷えた身体が温まっておいしかったです。
(市販の液状スープにベーコンやミニウインナー、キャベツ、ビーンズを煮込みました)

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曽原湖近くにあるペンション「もくもく」に泊まりました。
アウトドアガイドで有名ですが、お食事もとても美味しいです!
夕食=白合え・きのこのフライ・サラダ・きのこ鍋・手まり寿司・
    アスパラとナスとお肉のソテー・ご飯・みそ汁
朝食=オニオンスープ・ドリア・スプラングルエッグ・サラダ・
    ロールパン・シリアル・ミルク・リンゴ・柿・コーヒー

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3階立てのログハウス内は床暖房であったかでした。
2階のくつろぎスペースにて、ビーパル創刊号を見るふたり。
アウトドアに留まらず、小説やエッセイなど色々な本を読むことができます。

しし座流星群が接近するというこの夜、見事に晴れ上がり、空には満天の星。
そして3人の前に、用意されたかのような超特大級の流れ星が!!
すごかった、首が左から右へ動きましたから・・・===☆

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翌日は5時半起きで、朝焼けの写真を撮りに。

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明るんでいく裏磐梯。木々も山もみんな静かに朝を待っています。

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秋元湖サイクリングロードから東を望む。(クリックで拡大できます)

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秋元湖から見た朝日を浴びた磐梯山。(クリックで拡大できます)

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霜が芝生の上にびっしりと降りて・・・。ダンナさんとABIRIさん。

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裏磐梯高原ホテルから見た磐梯山と弥六沼。(クリックで拡大できます)

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桧原湖西畔から見た吾妻山も既に白くなっています。(クリックで拡大できます)

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ペンションオーナーもくさんのすすめで「野鳥の森」へ。
この冬はじめての雪を踏みしめて♪

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クマの爪跡と熊棚の見つけ方を、もくさんに教えてもらいました。
爪跡は、クマも登りやすい細いブナの木にあります。

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ヒトの子どもが登り棒をすべり降りるように、クマもブレーキの役目で付けるのです。
これは爪跡が太くなっているので、この木がもっと若い頃に付けたのでしょう。

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クマが樹上で枝を折りながら実を食べ、枝をお尻の下に敷く「熊棚」。
双眼鏡で見ると、ブナの先の枝が折れているのが分かります。

この冬は、やはり木の実が不作だそうで、
もくさん曰く、クマは食べ物がなければ早く冬眠に入りがちだとのことです。
昨日歩いた中瀬沼や、クロミニ常宿の休暇村は、クマのよく見られる場所だ、とも・・・。
ますます存在を意識してしまいそうです・・・。

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野鳥の森展望台から見た磐梯山。

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同じく桧原湖。春・夏では東畔がこれほど見えません。

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おおきなブナのそばで。野鳥もかつてないくらい、総出で迎えました♪
コゲラ・アカゲラ・アオゲラシジュウカラ・ゴジュウカラ・カワセミツグミウソエナガ・・

・・・郡山市湖南町~耶麻郡北塩原村

***

ABIRIさんは、HPでの文章やメールでのやりとりの印象と変わらず

思いやりと勇気を持ち合わせた、尊敬できる女性でした。

そして、私たち夫婦との共通点をたくさん見つけたり、

自然の中で遊ぶ楽しみ方もまた、本質的に似ているなぁと感じました。

思い出に残る楽しい旅ができて、本当にお会いして良かったです!

次はダンナ様といらっしゃってくださいね♪

ABIRIさんのHP・・・ABIRI 海と山

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October 27, 2006

し~んを聞く

ひとりでふらりと、引き寄せられるように裏磐梯へ来てしまいました。

夕焼けと紅葉がセットで見えたらいいなぁ・・・。

なんて思いながら、ハンドルをにぎります。

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秋元湖の東端にある、市沢という集落から。

どんどん雲ってきてしまって、夕焼けは無理かな・・・。

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カラマツがミモザのように色を変えていました。

平日の裏磐梯は、静かです。

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レークラインから見た秋元湖。

たよりない陽ざしが山陰に入るにつれ、色が消えていきます。

桧原湖まで足を伸ばしてみましたが、

夕焼けは現れず、ただゆっくり暗闇が迫ってきました。

エンジンを停めて、ぼんやり、カップスープをすすっていると

あたりは、し~ん・・・・・ぶぉおおおおお~ん・・・・

時折、車が結構なスピードで通り過ぎていきます。

あぁ、道路の端にいると、改めて思うけれど

車の音って、こんなにもうるさいんだなぁ・・・。

桧原湖の北端、滝の原。

耳が痛くなるほど静かってこういうことかぁ。

今日のおみやげは、一級品の「し~ん」。


・・・耶麻郡北塩原村~猪苗代町

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October 21, 2006

裏磐梯、紅葉中!

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クリックで拡大できます

鮮やかな写真がどうして撮れないのかな~と思っていたら
夕暮れ時の斜めの光が、色を塗ってくれました。

・・・耶麻郡北塩原村

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April 09, 2006

スノーシュー@浄土平

福島市の高湯温泉と土湯峠を結ぶ、磐梯吾妻スカイラインが
およそ5ヶ月ぶりに開通し、早速名物「雪の回廊」を見に行きました。

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土湯峠の料金所から入りました。
昨日の吹雪、今日の強風の影響もあって、滝見台付近までは
あたり一面、ご覧のとおりの見事な樹霜で圧巻でした。

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高山付近に進むと、3m前後の雪の回廊が現れます。
新聞では、現在の浄土平の積雪は例年の2倍、4mと伝えていました。
2月頃、一体何mだったんでしょう・・・。(^^;

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兎平に入ると、一切経山が見えてきます。
兎平駐車場は、山スキーを準備する人で賑わっていました。

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麓は晴天でも、浄土平はこの吹雪です。
軽装で吾妻小富士に登る人もちらほらいました。

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鎌沼方面へ進んでみたのですが、ホワイトアウト状態が続き、
とても楽しめそうにはないので、引き返しました。
気温は-2℃。アイゼンで登る人が多かったです。
標高1600mにしては暖かく、登り続きで汗をかきました。

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左に見えるのが天文台とビジターセンターです。
駐車場は午前中からたくさんの車で賑わい、
その半分以上が、山スキーやスノーシューを楽しむ人でした。
現在、レストハウスもビジターセンターも営業しています。

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レストハウスの「ケリー」は美味しかったです(なんでケリー??)。
手前が、「カツケリー(キャベツが乗ってる!!)」。
奥は、「薬膳ビーフケリー(なぜか古代米ふう赤いご飯)」。

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帰りは、高湯方面へ。荒涼とした火山の風貌です。

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途中、雪崩を起こした箇所もありました。

除雪はされたものの、依然として春の遠いスカイラインでした。
東北の春、まだスタッドレスタイヤは脱げません。

スノーシューを楽しむようになってから、雪解けが少し寂しくなりました。
雪は、緑の季節には入れない自然のフトコロで、ワタシを遊ばせてくれます。
白いじゅうたんに残された足跡が、普段は意識しない生きものの存在を
身近に感じさせ、また、その生命力の強さに驚かされます。
標高の高いところでなら、もう少し、春に駄々をこねることもできそうです。

浄土平ビジターセンター・ホームページ

***

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ウチのそばで見つけた桜の蕾です。今週末あたりが咲き始めかな?

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February 07, 2006

天国と雪国のあいだ

先週末の裏磐梯は、こんな顔をしていました。

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桧原湖の南から西側に向かう道路沿いです。
体感気温は氷点下10℃くらいだったかもしれません。

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さすがに動物の足跡はひとつもありません。
みんなどこかで身をひそめて、じぃっとしているのでしょう。

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カナダ?アラスカ?トナカイでも出てきそうです。
曇天下の銀世界は、怖いくらいにきれいで
なんだか、この世とあの世の境い目にでもいるような・・・。

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立春哉 北の木立は 雪満開  (御粗末(^^)

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全面結氷した桧原湖には、ワカサギ釣りを楽しむテントが
カラフルなアイスキューブみたいで可愛い、福島の風物詩です。

で、ワタシたちはと言えば・・・雪中おでん、アゲイン☆
吹雪いていたので、写真を撮る気は起きなかったのですが
そんな状況でも外で食べるって・・・いったい我ながら
どれだけ現実逃避したい精神状況なんだよ・・・。(^^;
締めにギョーザを入れると、スープにとろみがついていいです♪

風裏になるところで食事をしていたら、ウソキジが現れました。
吹雪と静寂が、野鳥の警戒心を解いたのかな。
コントラストのない白一色の世界の中で
ウソのサーモンピンクは、ただひとつの暖色で、
その鮮やかな蛍光カラーと、口笛のようなさえずりには、
おでんの箸も思わず止まってしまいました。

・・・耶麻郡北塩原村

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January 25, 2006

しぶき氷2006

猪苗代湖の天神浜に冬の間だけできる「しぶき氷」を、今年も見に行ってきました。

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こっちに這って向かってきそうなエイリアンたち。ぬぉ~!

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今年は昨年に比べ、氷が積もるのが早い!

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氷のステージはこんなふうにテッカテカに光っております。
小学生くらいの男の子が滑って転んで、なかなか起き上がれないでいました。
その姿に思わず笑ってたら、私も・・・。

これに乗り、記念写真を撮ろうとすると・・・

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脚への重心を意識しつつ、ハイ、ポーズ!(お義母さんと)。

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さ、降りよ。足元に注意すると、ヒトの動作はまったく同じに・・・。(^^;

※天神浜キャンプ場の駐車場からは、林間の中を歩いていく安全なコースと、浜沿いの滑りやすいコースの2つがあります。時間はどちらのコースも、ほぼ同じくらいで圧巻の場所にたどり着きます。

昨年の記事はコチラ→2005・1・27「風が運んだゼリー」


・・・耶麻郡猪苗代町

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